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【エンタがビタミン♪】『教場』木村拓哉×小日向文世から大島優子、林遣都まで キャスティングの妙に「最後まで飽きない」の声

TechinsightJapan / 2020年1月5日 17時16分

【エンタがビタミン♪】『教場』木村拓哉×小日向文世から大島優子、林遣都まで キャスティングの妙に「最後まで飽きない」の声

フジテレビ開局60周年特別企画による二夜連続ドラマ『教場』が1月4日よりオンエアスタートした。警察学校を舞台に主人公となる冷酷無比な教官・風間公親から厳しい指導を受けて、戦々恐々となる生徒たちの挫折や成長を描いていく内容だ。木村拓哉演じる風間教官の迫力によって張り詰めた空気に包まれるなか、ホッとする瞬間や意表を突く展開もあり、それを際立たせるキャスティングが光る。

作家・長岡弘樹さんの警察小説シリーズをもとに実写ドラマ化した『教場』は、初任科第198期短期課程の教場(警察学校の教室)で「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える教官・風間公親と生徒たちそれぞれの心理描写が大きな見どころだ。

ある事故をきっかけに風間教官と少しずつ心を通わせていく生徒・楠本しのぶ役を務めるのが大島優子である。木村拓哉とはTBS系日曜劇場『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』(2013年)で共演して以来となるが、お互いに全く違うイメージのキャラクターで相対する形となった。

そんな楠本しのぶに、学校長の四方田秀雄(小日向文世)が立ち話で「風間教官も昔はあんな感じではなかった…」と語る場面があった。小日向は折しも1月3日に地上波初放送された映画『マスカレード・ホテル』(2019年1月公開)で木村演じる主人公の刑事・新田浩介と以前バディを組んでいた刑事・能勢役を務めており、ヒロイン・山岸尚美(長澤まさみ)に「新田さんはね…」と人柄を語る似たような場面があったのだ。

木村と小日向はドラマ『HERO』シリーズでも共演しており『教場』でのキャスティングも頷けるが、『マスカレード・ホテル』の能勢刑事を思わせるようなシーンが意識的なものならば心憎い演出ではないか。

他にもドラマ『おっさんずラブ』シーズン1で牧凌太役、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』で競泳選手・大横田勉役を熱演した林遣都が生徒・平田和道役として予想外なキャラクターを演じている。



さらにドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』で “クレイジー”な名越時生役を演じた工藤阿須加が生徒・宮坂定役を務めており、平田は宮坂に手錠をかけて問題を起こしてしまう。



NHK連続テレビ小説『わろてんか』やTBS系日曜劇場『ブラックペアン』でヒロイン役を務めた葵わかなが演じる生徒・岸川沙織は楠本しのぶとのトラブルから退学するといったように、豪華な顔ぶれがドラマの途中で外れる展開が少なくない。そうした贅沢なキャスティングにより、緊張感が続くドラマを集中して見られるよう工夫を凝らしたのかもしれない。

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