【海外発!Breaking News】生活費一日30円だった女性が死去 生前に集まった寄付金1600万円の行方は?(中国)
TechinsightJapan / 2020年1月16日 21時17分
ところがSNS上で「ウーさんの寄付金はどこへ行ったの?」という話題が持ち上がった。CCAFCでは今月14日の声明で、2万元をウーさんに渡したものの、残りの98万元(1570万円)はウーさんの心臓などの手術費用に充てるために保持したままだと明かした。
この声明に対して、SNS上では「ウーさんを利用していただけでは?」と非難の声があがった。『South China Morning Post』によると、ウーさんの身内はCCAFCが集めた募金についての詳細を知らなかったという。さらにCCAFCの元職員の女性は「団体が利益を得るためにウーさんを利用した」と話しており、次のように証言した。
「団体の創業者兼責任者は、寄付金の受け渡しをわざと遅らせて利息分を懐に入れていたのです。これはウーさんに限ったことではなく、団体はわざと危篤にある患者を選んで募金を呼びかけていたこともありました。そして患者が亡くなるのを待って、手に入れた受取利息は法律に従ってスタッフのボーナスとして支給されていたのです。」
CCAFCではこの元職員の女性の告発に応じることはなかったが、ウーさんの残りの募金については彼女の親族と話し合い、その内容を公表する予定でいるとのことだ。
ちなみに亡くなったウーさんは生前、病院で「春節(旧正月)の連休には家具をいくつか買って、弟と一緒に良い年を過ごしたい」と話していたそうだ。
画像は『South China Morning Post 2020年1月15日付「China charity fails to transfer funds raised for woman who later died of malnutrition」(Photo: Weibo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
外国人と交流しながら慈善団体への募金呼びかけるチャリティーイベント 収益は障害者等を支援する団体に寄付
東海テレビ / 2024年5月19日 18時13分
-
国境なき医師団で看護師として働く魅力とは? 5人の日本人看護師が語るリアル(前編)
国境なき医師団 / 2024年5月9日 17時44分
-
「この子を死なせない」寄せられた50万円 脱臼と複数の骨折がある黒柴は手術に耐えた 数カ月後、奇跡の姿がSNSに
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時30分
-
ガザ:ラファの医療体制崩壊で「避けられたはずの死」の脅威が迫る
国境なき医師団 / 2024年5月2日 13時15分
-
ガザ:ラファの医療体制崩壊で「避けられたはずの死」の脅威が迫る
PR TIMES / 2024年5月2日 12時45分
ランキング
-
1インドネシア 小型機が市街地に墜落 搭乗の3人死亡
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月20日 1時13分
-
2アングル:「働いた証ない」、労働者の権利求めるメキシコのセックスワーカー
ロイター / 2024年5月20日 8時52分
-
3イラン大統領、事故で死亡=不時着ヘリ発見
時事通信 / 2024年5月20日 13時39分
-
4日本政府の態度「反文明的」 徴用工巡り、韓国前大統領
共同通信 / 2024年5月19日 18時56分
-
5イラン大統領ら乗ったヘリが山中に不時着、安否不明…悪天候と濃霧で救助隊が現場到着できず
読売新聞 / 2024年5月20日 0時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください