【海外発!Breaking News】亡き息子の心臓を移植された男性からのサプライズに、父が感極まる(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2020年2月15日 5時51分
交通事故で16歳の息子を亡くし臓器提供に同意した父親が1年後、心臓受容者からサプライズの贈り物を受け取った。それは“ビルド・ア・ベア”という世界にたった一つしかないカスタマイズされたクマのぬいぐるみで、ある仕掛けが施されていたのだ。『InspireMore.com』『CBS News』などが伝えている。
米バージニア州ディンウィディ在住のジョン・レイドさんは昨年1月、当時16歳だった息子ダコタさんを交通事故で亡くした。ジョンさんと妻のステファニーさんは、最愛の息子の臓器を提供するという苦渋の決断を下し、ダコタさんの角膜、心臓、腎臓、膵臓が“命の贈り物”として移植を待つ人々に届けられた。
それから1年後、レイドさん夫妻はダコタさんの心臓を受容したロバート・オコーナーさんからある贈り物を受け取った。レイドさん夫妻を探し当てたのはロバートさんの娘で、2つの家族が連絡を取るようになって間もなくのことだった。
ジョンさんが郵送されてきた大きな箱を開ける様子はステファニーさんによって動画撮影され、のちにFacebookに投稿されると多くの人の心を捉えて拡散した。
動画でジョンさんはまず、贈り物に添えられていた手紙を取り出すと、声に出して読み始める。
「これを手渡しできればよかったのですが、それはいつになるかわかりません。心臓を受容して1年になる私は先週、病院で検診を受けてきました。その日、病院のスタッフの計らいで、ダコタさんの心臓の鼓動を録音することができました。(テディベアの)手のひらを押すと彼の心臓の鼓動を聞くことができます。」
手紙を読む声はいつしか涙声に変わる。そして箱からテディベアを取り出したジョンさんは、カメラに向かって精一杯の笑顔を見せている。テディベアが着ている青いシャツには「誰よりも最高の父さん(Best Dad Ever)」と書かれており、ジョンさんは早速ボタンを押すとダコタさんの心臓の鼓動に耳を傾けた。様々な思いが交錯したのだろう。ジョンさんは目を閉じてその音に聞き入るのだった。
ジョンさんはロバートさんの粋な計らいについて、次のように語っている。
「ぬいぐるみを抱いた時、私の心は喜びで満たされたのです。息子の心臓の鼓動を再び聞くことができるなんて思いもしなかったのですから…。事故の後、私はダコタのそばを片時も離れず、毎晩彼に寄り添い、胸に耳を当てて心臓の音を聞いていたのです。そしてまたこうやって息子の鼓動を聞くことができて、ボブ(ロバートさん)には本当に感謝しています。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
臓器あっせん機関、複数化へ 提供増目指し移植業務分散
共同通信 / 2024年9月18日 18時0分
-
糖尿病を「手術」で治す…膵臓移植はいまどうなっているのか
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年9月13日 9時26分
-
激痛、嘔吐、15キロのむくみ…私を生かした兄の肝臓 「死んでたまるか」手術から職場復帰までの歩み(後編)
47NEWS / 2024年9月6日 10時0分
-
「数年で死、手術もできない」難病進行、異常な息切れ 命をつなぐため肝臓移植へ…記者が知ってほしい「臓器をもらうとは」(前編)
47NEWS / 2024年9月5日 10時0分
-
売れ残りだった成猫は、実はとても家族思い 体調を崩した飼い主を見守り、一度心臓が止まっても復活…ともに過ごした18年間
まいどなニュース / 2024年9月3日 14時20分
ランキング
-
1戦闘機開発の英国撤退に警鐘 防衛戦略に打撃、信頼失墜と
共同通信 / 2024年9月20日 10時54分
-
2中国、日本人校周辺に監視カメラ 児童刺殺、警備強化アピール
共同通信 / 2024年9月20日 9時56分
-
3日本人男児刺殺〝反日〟中国に毅然対応せよ! 6月の襲撃に続く「第2の凶行」防げなかった重大責任「『遺憾』ではおかしい」
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月20日 11時48分
-
4共和党知事候補「私は黒人ナチ」 トランプ氏痛手、大統領選激戦州
共同通信 / 2024年9月20日 11時45分
-
5「中国は千年の宿敵」金正恩の”憎悪”が再発した理由は
デイリーNKジャパン / 2024年9月20日 11時2分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください