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【海外発!Breaking News】白血病の3歳女児のため、開店を早めたレストラン さらに粋な計らいも(米)

TechinsightJapan / 2020年2月22日 21時30分

【海外発!Breaking News】白血病の3歳女児のため、開店を早めたレストラン さらに粋な計らいも(米)

米テキサス州にあるアメリカ料理レストラン「J.ウィルソンズ(J. Wilson’s)」は通常、午前10時に開店する。しかし先月26日、オーナーは店を少しだけ早く開店して3歳女児とその家族を迎え入れた。女児は6か月以上前から病気で外出もままならない生活を送っており、オーナーは「家族一緒に楽しんでもらえたら」と美味しい食事と温かいサービスでもてなしたそうだ。優しさ溢れるニュースを『People.com』『Good Morning America』などが伝えている。

テキサス州在住のアデレード・スタンレーちゃん(Adelaide Stanley)は昨年7月1日、嬉しいはずの3歳の誕生日に「急性リンパ芽球性白血病」であることが判明した。診断から3日後には化学療法による治療が始まったが、それと同時にアデレードちゃんの免疫力は急速に低下し、家族そろって外出することはほとんどなくなった。アデレードちゃんにとって細菌や風邪が命取りになってしまうため、両親は衛生面に細心の注意を払い、ハグをするにも気を遣った。

そんなある日、家族で同州南東部ボーモントを車で通過中、アデレードちゃんがレストラン「J.ウィルソンズ」を見つけ、父親のジョーダンさんにこんな質問をした。

「ダディ(父さん)、あのレストランでみんなで食事ができるかな…?」

J.ウィルソンズはアデレードちゃんお気に入りのレストランだったが、叶えてあげることができそうにない娘のリクエストにジョーダンさんは、涙が溢れそうになるのをこらえて「そうだね。アデレードの具合が良くなって、病気が治ったらみんなで行けるよ」と答えるのが精いっぱいだった。

言葉を濁すしかなかった夫の気持ちが痛いほど分かる妻のヴァンラムさんはその後、車内での出来事を親しい友人アリーシャさんに打ち明けた。その話を聞いたアリーシャさんは、のちに居ても立っても居られなくなってJ.ウィルソンズのオーナーのジョン・ウィルソンさんに連絡を取り、一家のためにレストランを少しだけ早くオープンできないか相談を持ちかけた。

ジョンさんは、その時のことを次のように振り返っている。

「アデレードちゃんが白血病と分かる前は、一家はうちのレストランの常連でした。休日のブランチによく家族そろって来ていたのですが、7月以降はぱったりと姿を見せなくなってしまったのです。だからアリーシャさんから相談を受けた時は、2つ返事で引き受けました。」

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