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【海外発!Breaking News】1本のバナナで狂乱 観光客が減ったタイでサルが暴走<動画あり>

TechinsightJapan / 2020年3月15日 5時50分

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世界保健機関(WHO)は今月11日、新型コロナウイルスの感染拡大について「パンデミック(世界的な大流行)」の状態であると表明した。この感染拡大による経済的打撃は計り知れないが、困窮しているのは人間だけではないようだ。『New York Post』『The Sun』などがタイの観光地の“サルの大暴走”について伝えている。

タイ国内での新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者数は、日本時間14日午後10時の時点で82名、死者1名となっており、タイ政府観光庁(TAT)は9日、今年2月の外国人観光客数は前年と比べて44.3%も減少したことを公表した。そんなタイ中部の街ロッブリーで11日、サルが暴走する姿が捉えられ話題になっている。

ロッブリーはタイの首都バンコクから北に約150キロに位置し、クメール王朝時代の寺院のほか“サルの街”として知られている。観光客から与えられる餌によりサルの数が急増し、街に棲むサルの数が数千匹にもなるからだ。しかし新型コロナウイルスの感染拡大により観光客が激減、餌をもらえなくなったサルたちも空腹で困っているようだ。

そんなロッブリーのサルの大暴走が捉えられたのは今月11日で、動画では車が行き交う通りを数百匹のサルが我が物顔で走り回っている。

すると突然、1匹のサルめがけて他のサルたちが興奮状態で駆け寄っていった。目撃者によるとターゲットとなったサルは1本のバナナを持っていたようで、空腹のサルたちがバナナの取り合いを始めたという。

この動画を撮影していたのはササラック・ラタチャイさん(Sasaluk Rattanachai)で、当時のことをこう語っている。

「サルというより野生のイヌのようだったよ。たったひとつの食べ物をめぐって狂乱状態さ。こんなに攻撃的なサルたちは今までに見たことがないよ。新型コロナウイルスで観光客が減ってかなりお腹を空かせているんだろうね。」

『Bangkok Post』によるとサルたちには2つのグループがあり、普段は街の北側にある鉄道の線路を境に、プラーン・サームヨート寺院付近に棲むサル(テンプル・モンキー)と街の中心付近に棲むサル(シティ・モンキー)が棲み分けをしているそうだ。

しかしこの日はいつもと違った。ある目撃者は、暴走のきっかけを「テンプル・モンキーのボスが群れを引き連れてシティ・モンキーが棲む区域に乱入したんだ。それで2つのグループが喧嘩を始めたのさ」と話している。また地元の人からは「気温が高いから、サルのテンションがあがってしまったんだろう」「寺院の近くのサルは観光客が減って餌がなくなってしまったのさ」「75年生きてるけど、こんなシーンは初めて見るよ」といった声が聞かれたそうだ。

ちなみにこの動画へのコメントは、「サルも人間も一緒だよ」「サルのほうがマシかもね。だって争いのもとはトイレットペーパーではなく、食べ物だろう」「映画『猿の惑星』を思い起こさせる」「ここまで数を増やしてしまった人間に問題がある」「サルもコロナウイルスに感染してるのでは?」「こういう場所から新しいウイルスが発生するんだよ」などと辛口のものが多いようだ。



画像は『The Sun 2020年3月13日付「MONKEY NUTS Hundreds of ravenous wild monkeys terrorise Thai city in search of food after coronavirus drives tourists away」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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