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【海外発!Breaking News】「助け合いがウイルスに立ち向かう最善になる!」高齢者のため無償で買い物代行する女性(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2020年3月18日 6時50分

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界中のあちこちで衛生用品や食料品の買いだめが起きている。誰もが万が一に備えて自分のため、家族のためとスーパーなどに足を運んでいるわけだが、一人暮らしをしている高齢者などは買い物をするのもままならない状態が続いている。そんななか、米ノースカロライナ州在住の女性が始めた小さな親切が人々の心を温かくしている。

米疾病対策センター(CDC)は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、米国内での50人以上が参加するイベントの開催を今後8週間にわたり中止、または延期するよう勧告した。米国内の学校も休校やオンライン授業などで対応しているが、普段と違う生活にストレスを感じる人は少なくないだろう。

ノースカロライナ州ダーラム在住でデューク大学に勤務するベッキー・ホフラーさん(Becky Hoeffler)もそんな一人で、感染防止のため自宅勤務を強いられている。しかしベッキーさんは最近、昼食の時間を利用して車で近くのスーパーに出かけるようになった。自分のための買い物ではなく、近所に住む高齢者のためだという。

ベッキーさんは、買い物を始めたきっかけについてこう述べている。

「ある日、祖父に電話をしたの。それで『スーパーに食料の買い出しに行く途中なんだ』というのを聞いて、心配になってしまったのよ。祖父は91歳だから、人が多いスーパーでの買い物はリスクが大きすぎるでしょう。私が祖父の近くに住んでいたら、きっと彼の代わりに買い物に行くだろうなって…。そんなことを考えていたら、私が住むダーラムのコミュニティのお年寄りたちだって、危険と背中合わせなんだろうなと思ったの。」

「近所に何人かお年寄りが住んでいるのは知っていたから、『ああ、それなら私が代わりに買い物に行こう』と思ったの。それで近所に『食料品の買い出しを無料で承ります』というチラシを貼りだしたのよ。するとすぐに何人かから連絡があったわ。」

こうしてベッキーさんは、1時間の昼休みを利用してスーパーで買い物を済ませ、依頼があった高齢者の家に届けることとなったのだ。現在のところベッキーさんのサービスを利用しているのは2人だそうだが、限られた時間でテキパキと買い物をするベッキーさんはとても生き生きとしているように見える。

あくまでも無償で買い物を承っているベッキーさんだが、『CBS 17』のインタビューに「近所に住むパティが、買い物を代行する私のために甘くて美味しいバナナブレッドを作ってくれたとしたら、もちろんそれは嬉しいでしょうね」と冗談交じりに語ると、こう続けた。

「人を助け、近所の人の力になることができるということは、とてもアメリカ人らしいことだと思うの。人力をフル活用することができれば、それはウイルスに立ち向かう最善の力となるはずよ。」

ちなみに“買い物代行無償サービス”のチラシは今もまだ近所に貼り出されており、ベッキーさんは「さらに多くの人の助けになりたい」と力強く語っている。



画像は『CBS 17 2020年3月12日公開 YouTube「Helping elderly neighbors amid coronavirus pandemic」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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