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【海外発!Breaking News】“新規感染者ゼロの街”南京市の徹底対策「この安心感早く日本にも取り戻して」中国在住の日本人ディレクターが動画公開

TechinsightJapan / 2020年3月20日 12時59分

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新型コロナウイルスが感染拡大する状況を受けて、WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長が3月11日の会見で「パンデミックと言える」と表現して世界的流行であることを認めた。そうしたなか、中国・江蘇省南京市に住む日本人ディレクターの竹内亮氏がSNSで「新規感染者ゼロの街」と題した動画をリンク。南京市における徹底したウイルス対策の実態を紹介している。

竹内亮氏は千葉県我孫子市出身のドキュメンタリーディレクターで、テレビ東京『日経スペシャル ガイアの夜明け』やNHK『世界遺産』など数々のドキュメンタリー番組を制作した。2013年夏、妻の出身地である中国・南京市に移住して中国語を学ぶため南京大学に留学。2014年に映像制作会社「南京和之夢文化伝播有限公司」(ワノユメ)を立ち上げた。

『竹内亮』Twitterでは、3月13日に中国遼寧省の電気工事士の若者が「新型コロナで外に髪を切りに行けない」と自動理髪ロボットを作ってホットキーワードに上がったという情報を投稿。「暗いニュースが増える中、こういうのもありか」とつぶやくなど中国での状況を伝えている。

16日には外出する人々の姿とともに「南京で感染者が完全にゼロになってから一週間。街はほぼ正常に戻った…」とツイートして、「経済は大ダメージを受けたが、経済ストップ期間が短い分、治りも早いと思う。この安心感、早く日本にも取り戻して欲しい」と願っていた。

そんな竹内亮氏が自ら取材して、「南京市での徹底的なウイルス封じ込め対策」を撮った動画が『人口850万 感染者ゼロの都市 中国南京』である。中国版Twitter・ウェイボーのフォロワーが180万人という彼ですら検問で「中国在住とはいえ日本人なので通行を許可できない」と言われて入れなかったエリアもあり、安易な取材ではなかったことがうかがわれる。

地下鉄に乗れば全員がマスクをしている状況で「マスクをしていなければどこも入れてくれない」という竹内氏は、「ヨーロッパの皆さん、アジアの人を差別しないで、必要なことなんです」と呼びかけている。中国をはじめ韓国や日本で感染者が増えたこともあって、日常的にマスクをする風潮がない欧米ではアジア人がマスクをしていると「新型コロナ感染者ではないか」と警戒されるという。

彼は動画の終わりに「世界各国において国の制度が違うなか、南京市を真似してほしいと言いたいわけではない。それぞれの国に適したよりよい対策のヒントになればとの思いから制作した」と意義を訴えていた。

17日にTwitterで「『新規感染者ゼロの街』英語版を発表しました。日本語をつけたので、よかったら拡散お願いします!」とつぶやいたところ、動画を見て「ここまでやる必要があるのですよね。東京はオリンピックの呪縛のせいで検査をせず、感染者数を隠蔽し続けています。とても怖いです」、「日本政府が強制的にやったら、感染解決後、徹底管理社会が元に戻れるか。市民が自発的にできれば。動画感謝です」や「Big respect, thank you」、「感谢导演和工作人员(監督とスタッフに感謝します)」などの反響があった。



画像は『竹内亮 2020年3月16日付Twitter「南京で感染者が完全にゼロになってから一週間。」「私が住む江蘇省の感染者が全て退院し、ゼロになりました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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