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【海外発!Breaking News】コロナ感染で逝ってしまった夫 最期の別れは思い出のウエディングソングで(米)

TechinsightJapan / 2020年4月11日 5時50分

【海外発!Breaking News】コロナ感染で逝ってしまった夫 最期の別れは思い出のウエディングソングで(米)

米ニューヨーク州ロングアイランド在住のジョー・ルーインジャーさん(Joe Lewinger)が先月28日、新型コロナウイルスによる合併症で死亡した。42歳だった。愛する夫を亡くして1週間以上が経過した今月4日、妻マウラさん(Maura)がメディアを通して悲しみを語り、「お願いだから、家に留まって! これ以上犠牲者を出さないで」と訴えた。

新型コロナウイルスが猛威を振るうニューヨーク州では今月9日、死者数が7千人を超えた。死者の数は3日連続で最多を更新しており、州知事のアンドリュー・クオモ氏は自主隔離を徹底するように呼びかけている。そんななか、42歳で夫ジョー・ルーインジャーさんを失ったマウラさんが、悲しい胸のうちを明かした。

ジョーさんはニューヨーク市クイーンズにあるカトリック高校「The Mary Louis Academy」に20年勤め、副校長やバスケットボールコーチとして活躍していた。新型コロナウイルスに感染した当初は微熱が続いていたものの、基礎疾患もなく症状は軽かった。しかし先月17日頃、熱が急激に上昇し、その後呼吸困難に陥って入院した。

マウラさんはジョーさんが入院して以来ほぼ24時間、ビデオ通話アプリ“FaceTime”をオンにして夫の様子を見守り続けたが、ジョーさんの容態は急変し、先月28日に息を引き取った。

マウラさんは亡くなる直前のジョーさんとのやり取りを、涙ながらにこう話している。

「ジョーの容態が急変して医師がFaceTimeで繋いでくれた時、私は彼にこう懇願したの。『お願いだから、私たちを置いていかないで。私たち家族はみんなあなたが必要なの』ってね。医師はその会話のすぐ後に『なんとか彼の命を助けたい。また電話をかけなおすから』と言って電話を切ったわ。」

「私は医師からの電話を待つ間、夫との思い出のウエディングソングを何度も何度も聴いていたの。そして再び電話があると『できる限りのことはした。でも残された時間はあまりない』と告げられたわ。」

「医師に急いでFaceTimeで繋いでもらった私は、声を振り絞って夫にこう語りかけたの。『最高の夫でいてくれてありがとう。毎日私に“君を大切に思っているよ。君を愛しているよ”と感じさせてくれてありがとう』とね。そして祈った。でもその直後、医師に『残念だが、もう脈がない』と言われてしまって。夫の最期の別れには私たちのウエディングソングを流したわ。少なくとも私は、彼が逝った時、一緒にいることができたの…。でも誰にもこんな思いをして欲しくない。」

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