【海外発!Breaking News】「ゾンビ化したアンジェリーナ・ジョリー」で有名になったイランの女性、刑務所で新型コロナに感染
TechinsightJapan / 2020年4月19日 19時21分
![【海外発!Breaking News】「ゾンビ化したアンジェリーナ・ジョリー」で有名になったイランの女性、刑務所で新型コロナに感染](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_680701_0-small.jpg)
アンジェリーナ・ジョリーをゾンビ化したような写真をInstagramに複数投稿し、逮捕されて服役中だったイラン在住のサハル・タバルさん(Sahar Tabar、22)。そのサハルさんが刑務所内で新型コロナウイルスに感染したこと明らかになった。『Center for Human Rights in Iran』『Metro』などが伝えている。
女性インスタグラマーとして有名になったサハル・タバルさん(本名 Fatemeh Khishvand)は、アンジェリーナ・ジョリーをゾンビ化したような自身の写真を投稿し続けたことで批判や苦情が相次いだ。2019年10月には神への冒涜、暴力の助長などの罪に問われて逮捕されていたが、このほど刑務所内で新型コロナウイルスに感染したことが分かった。現在はテヘランのシナ病院(Sina Hospital)で、人工呼吸器を装着し治療を受けているという。
新型コロナウイルス感染が拡大し始めた当初、弁護士はモハメッド・モヒセイ裁判官(Mohammad Moghiseh)にサハルさんの釈放を求めた。しかし同様の罪で逮捕された他の受刑者は一時的な保釈が認められたにもかかわらず、モヒセイ裁判官だけが首を縦に振らなかったのだ。
「我々は、若い女性がこのような状態で新型コロナウイルスに感染したという事実を、受け入れることができません。今の状況で刑務所にいる間に、留置命令が延長されたのです。」
「サハルさんが獄中にいるのは、刑務所長のせいではない。モハメッド・モヒセイ裁判官の責任だ。」
サハルさんが服役する刑務所長は、彼女が新型コロナウイルスに感染したことを否定しているという。
これに対し弁護士は「当局が全否定するのは習慣のようだが、否定しても意味がない。刑務所長は感染を認め、彼女が入院したことを認めるべきだ」と伝えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響は刑務所の受刑者の間でも広がり、そのため多くの女性受刑者たちが弁護士に相談しているそうだ。
弁護士は、サハルさんをはじめとする非暴力的な罪で服役する受刑者たちを釈放するよう、当局に求めた。感染拡大後は多くの裁判官が留置命令を取り消すことを拒否しており、ほとんどの裁判官が出勤しなくなったという。
「受刑者を自由にさせることは、刑務所のためにもなる。刑務所では多くの医療スタッフが病気になっているからだ。」
「だが、そうするには困難な法の壁がある。留置命令を出した裁判官が、受刑者に一時帰休を認めなければならないのだ。」
「こういった受刑者たちの一時的な釈放を許可するという、一般命令を出してほしい。裁判官が病気などで出勤できない場合、これが唯一の解決法となるはずだ。」
なおサハルさんは逮捕後、イランのテレビ局によるインタビューに応じ、このように語っていた。
「幼い頃から、女優か役者になって有名になりたかった。」
「母はやめなさいと言ったけど、聞かなかった。時には、親よりも友達や他人の言葉のほうが大切な時もあるのよ。」
画像は『Metro 2020年4月17日付「Instagram star ‘on ventilator after catching coronavirus while in prison for social media activity’」(Picture: Sahar Tabar/Instagram)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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