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【海外発!Breaking News】がんで片方の睾丸を失った男性がパパに「今は最高に幸せ」(英)

TechinsightJapan / 2020年4月25日 23時30分

【海外発!Breaking News】がんで片方の睾丸を失った男性がパパに「今は最高に幸せ」(英)

がんで片方の睾丸を失った男性が、生涯を共にする女性と巡り会い、第2の人生をスタートした。カップルには9月に赤ちゃんが誕生する予定で、男性は『Comic Sands』『Metro』のインタビューに「今は最高に幸せ。これからの人生を楽しみにしている」と胸のうちを明かした。

英オックスフォードシャーのバイチェスターに暮らすデクスター・ガーニー・パディックさん(Dexter Gurney-Paddick、25)が精巣がんと診断されたのは2012年、18歳のことだった。当時ダンスを学んでいたデクスターさんは、睾丸にしこりや違和感があったもののすぐには病院に行かず、がんと告知を受けても「まさか自分が」と現実を受け入れることができなかったという。

しかしデクスターさんのがんは睾丸だけでなく腹部リンパ節にも転移しており、超音波エコー検査をした5日後には右側の睾丸の摘出手術を受け、すぐに化学療法が始まった。

デクスターさんは、当時のことをこのように振り返っている。

「化学療法を受けると聞いてもピンと来なくてね。身体を鍛えていたし、生意気にも自分は無敵だと思っていたんだ。疲れやすくなって、髪が抜けるんだろうなと漠然と考えていたんだけど、そんな甘いものではなかった。吐き気が酷くて、しゃっくりが止まらなくて。丸刈りにして治療を受けているうちに、精神がやられてしまったんだ。暗闇から抜けられない感じでどんどん深みにはまっていったんだ。」

「2014年4月には腹部のがんの摘出手術を受け、がんが寛解したのは2018年1月だった。嬉しかったけど、それからが大変だった。心的外傷後ストレス障害や強迫性障害を患ってね。自分は死ぬんじゃないかとか、ベッドメイクをきちんとしないとがんが再発するとか、そんなことばかり考えていたんだ。カウンセリングも受けたけど、あの頃はただ辛かった。睾丸を1つ失ったことが惨めで、もう恋愛はできないんじゃないかと思っていたんだ。手術の傷を見るのが辛い日もあれば、傷を見て『よく頑張ってるじゃないか』と自分を褒めて奮い立たせる日もあった。」

そんなデクスターさんに希望をもたらしてくれたのは、ジムで出会ったというモーガン・ビグスさん(23)で、2人は2019年2月から付き合い始めた。デクスターさんは、モーガンさんとの出会いについてこう語った。

「モーガンとは気が合ってね。僕の精神疾患を理解してくれるし、『睾丸がなくても気にすることはない』ということも教えてくれたんだ。彼女には本当に救われたよ。彼女と出会って全てが変わった。今、がんと闘っていた日のことを振り返ると、自分にとって一番辛かったのは睾丸を失ったことではなく、化学療法だったと言える。もっと早く医師の診察を受けていたらと後悔しているよ。ただ僕は本当にラッキーだった。今は最高に幸せだよ。」

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