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【海外発!Breaking News】歩行困難の6歳少年、歩行器で10m歩いて医療従事者への寄付金集める(英)

TechinsightJapan / 2020年4月26日 14時20分

【海外発!Breaking News】歩行困難の6歳少年、歩行器で10m歩いて医療従事者への寄付金集める(英)

二分脊椎症を患うイギリスの少年(6)が、NHS(無料国民保健サービス)への寄付金を集めるため、自宅前の歩道を毎日10メートル歩行する活動を始めた。少年は、先ごろ自宅庭を100周歩いて寄付金を集めた99歳の退役軍人トム・ムーアさんの活動からインスパイアされたという。『Metro』『Daily Mail Online』などが伝えている。

英ブリストルに住む6歳のフランク・ミルズ君は、母胎内で背骨が正常に発達しないことなどが原因で発症する二分脊椎症を患っている。妊娠25週弱という早産で誕生したため、誕生後の5か月近くを病院で過ごした。1年半前にようやく歩き始めたが、歩行器が必要で短距離を歩くのにも苦労するほどだ。

そんなフランク君が自宅前を10メートル歩いて医療従事者への寄付金を集めようと決意したのは、99歳のトム・ムーアさんの活動を見たことがきっかけだ。トムさんの年齢に合わせた99ポンド(約1万3千円)を集めることを目的に、10メートルの歩行を行った。

ところがフランク君の活動がFacebookに投稿されるやいなや大きな話題となり、寄付金は日ごとに増加した。もっと歩きたいと望んだフランク君は、毎日10メートルずつ歩行することを決意したのだ。

フランク君の母親ジャネットさんは、テレビでトム・ムーアさんの活動を見て触発されたフランク君の当時の様子をこう語っている。

「フランクが『僕もやりたい!』って言ったの。私たちは、魔法的な瞬間をしっかりと掴んだわ。フランクのために、すぐ歩行器を表に出してあげたの。」
「家の前の歩道に10メートルの間隔を空けて、スタートとゴール地点にチョークで線を引いて、2メートル毎に『あなたならできる!』って書いたの。」

フランク君の熱意に心を打たれたジャネットさんは、自分自身にも熱い情熱が沸き上がってくるのを感じたそうだ。

「フランクがご近所の人に『寄付して!』ってお願いしていて。その姿を見た時、もしかしたら家族や友人がフランクを応援してくれるかもって思ったのよ。」
「すぐクラウドファンディングサイトの“JustGiving”にページを設けて、Facebookでリンクを共有したわ。そうしたら、多くの人々から信じられないほどの反応があったのよ!」

父親のトニーさんも、多くの人々の応援とフランク君の勇気ある行動に大変感動しているという。

「国民が不安な気持ちを抱える中、トム・ムーアさんは我々が今まさに必要とする素晴らしいストーリーを与えてくれました。そして、僕らの息子フランクにもインスピレーションを与えてくれたのです。フランクを支持してくれた方々に、心の底から感謝します。」

トニーさんとジャネットさんは、フランク君を献身的に看護してくれた医療従事者に大変感謝しているという。なおフランク君の寄付金サイトには、英時間26日朝6時時点で22万ポンド(約2900万円)以上が集まっている。

画像は『Metro 2020年4月21日付「Disabled boy, 6, walks 10 metres a day to raise money for NHS after being inspired by Captain Tom」(Picture: SWNS/JustGiving)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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