【海外発!Breaking News】死んだはずの妻が生き返った! 葬儀場で遺体袋が動き出す「病院があえて治療をしなかった」夫が激昂(パラグアイ)
TechinsightJapan / 2020年4月30日 17時50分
死んだはずの人間が生き返る―そんな仰天の事実がこのたびパラグアイの葬儀場で起こった。『New York Post』『7NEWS.com.au』などが伝えている。
グラディス・ロドリゲス・ドゥアルテさん(46歳)は卵巣がんを患っており、4月11日の午前9時半に血圧の急激な上昇を受けてコロネル・オビエド市にあるサン・フェルナンド・クリニックを受診、同日午前11時20分にヘリベルト・ベラ医師(Dr Heriberto Vera)によって死亡確認がなされた。
家族にはグラディスさんの死因ががんであるという死亡診断書が手渡され、グラディスさんは輸送業社によって葬儀場に運ばれたのだが、ここで予期せぬことが起こった。グラディスさんの遺体が入ったバッグが動いていることに葬儀場スタッフが気づいたのである。
生きていることが分かったグラディスさんは葬儀場から社会福祉研究所(IPS)の医療施設に一度運ばれた後、すぐさまICU(集中治療室)にて治療がなされた。現在の容態は安定しているという。
グラディスさんの夫マキシミノさんは、妻の死が誤診であったことに対し「病院は妻をこれ以上治療したくないから、あえて死亡宣告をした」と病院を強く非難している。
さらにマキシミノさんはパラグアイのメディアのインタビューに応じ、以下のように病院への怒りと不信感を露わにした。
「私たちはこの病院の医師を信用していたし、だからここに妻を連れてきた。」
「病院は妻を見切り、葬儀場に彼女を送ったんだ!」
「ベラ医師は妻が死んだと思い込んで、彼女を裸のまま死亡診断書と一緒にまるで動物のように僕らに手渡したんだ。彼らは彼女に蘇生処置すら施さなかった!」
これらの訴えに対し、ベラ医師は「午前11時の段階でグラディスさんの脈は触知できず、肺も機能を停止していた。蘇生処置も行ったが、彼女が蘇生することはなかった」と蘇生処置を行ったこと、また死亡診断前に脈拍触知が不能になっていたと弁解している。さらに医師は、グラディスさんが筋肉の硬直と外部刺激に全く反応を示さないカタレプシー(強硬症)にあり、また呼吸回数も極めて下がっていた可能性があると推測している。
現在、グラディスさんのこの奇妙なケースは検察官によって捜査されているが、もし葬儀業者がグラディスさんの状態に気付かず、遺体として埋葬もしくは火葬されていたらと思うとぞっとする出来事である。
世界ではこのように死亡宣告後に患者が蘇生した、もしくは死亡宣告自体が誤りだったとされるケースは数多く報告されており、今年2月にはウクライナで心肺停止の末に死亡宣告を受けた女性が10時間後に息を吹き返し、そのまま奇跡的回復を見せて退院に至ったというニュースが報じられていた。
画像は『7NEWS.com.au 2020年4月17日付「Woman wakes up in body bag at funeral home after accidentally being declared dead」(Credit: Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)
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