1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】地上絵「サーン・アバスの巨人」の顔に何者かがマスクを描き足す(英)

TechinsightJapan / 2020年4月28日 20時21分

【海外発!Breaking News】地上絵「サーン・アバスの巨人」の顔に何者かがマスクを描き足す(英)

このほどイギリスで、名所旧跡として知られる丘の斜面に描かれた地上絵「サーン・アバス」の巨人の顔にウイルス感染から身を守るかのようにマスクが描き足されていたことが話題となっている。『Metro』『BBC News』などが伝えた。

イングランド南西部に位置するドーセット州サーン・アバスにある丘に、パワースポットとして知られる巨大な地上絵がある。「サーン・アバスの巨人」と呼ばれる裸の男性を模した地上絵は、石灰岩の丘陵を草と土壌を削った幅約30センチの溝で描かれており、そのサイズは長さ55メートル、幅51メートルにも及ぶ。

誰がどのような目的で描いたのか定かではないが、18世紀以降に描かれたものではないかという。丘の斜面に描かれているとあって上空からはもちろんのこと、対岸の丘からもその姿を十分楽しむことができる。

ところが今月25日の朝、この地域の村に住むケヴィン・ナイトさん(Kevin Knight、43)がサーン・アバスの巨人のおちょぼ口にマスクが描き足されていることに気づいた。ケヴィンさんはSNSに写真を投稿し、「サーン・アバスの巨人がソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の保持)をする姿を見るのは素晴らしいね。彼はマスクを付けて村のみんなの意識を高めてくれているよ」と綴った。

このサーン・アバスの巨人は100年前に自然環境や歴史環境を保護するための団体「ナショナル・トラスト」の管理下に置かれており、10年に一度は修復作業が行われ、普段は一般の人が足を踏み入れることは許されていない。それにもかかわらずサーン・アバスの巨人は度々、何者かに改ざんされている。

昨年3月にはサーン・アバスの巨人の象徴でもある局部に花の模様が描かれており、これは同月の国際女性デーに合わせて何者かが描いたものと噂されている。また2018年には、右手に持っているこん棒らしき物がテニスラケットに変えられていた。もちろんナショナル・トラストではこれらは全て容認していないとのことだ。

しかしながら今回の改ざんを発見したケヴィンさんは、メディアのインタビューで「それは村中で話題となり、みんなの気持ちを沸かせてくれました。それにちょうど巨人のある丘の向かいに老人介護施設があるのですが、そこの人達も間違いなく楽しんだと思われます。自己隔離している一部の高齢者の皆さんに笑顔をもたらしました」と語っている。

画像は『Metro 2020年4月26日付「Cerne Abbas Giant given unauthorised update with coronavirus face mask」(Picture: SWNS)』『Kevin Knight 2020年4月25日付Twitter「Great to see Cerne Abbas Giant practicing social distancing, wearing his face mask and keeping up villagers morale」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください