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【海外発!Breaking News】捨てられた犬、左脚2本切断も右脚だけで走る! 「逆境を乗り越えて人をインスパイアする存在に」(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2020年5月6日 6時45分

【海外発!Breaking News】捨てられた犬、左脚2本切断も右脚だけで走る! 「逆境を乗り越えて人をインスパイアする存在に」(米)<動画あり>

1歳の時に飼い主から捨てられ、怪我により左脚2本を切断せざるを得なかった犬が、新しい飼い主のもとで第二の人生を歩み始め2年が経過した。“デュース(Deuce)”と名付けられたこの犬は残った2本の右脚だけで身体を支え、走ることもできるという。『Metro』『Fox News』などが伝えている。

米ペンシルベニア州カレッジビルに住むドメニク・スクデラさん(Domenick Scudera、55)は、3歳のオス犬“デュース”を飼っている。デュースは今から2年前、道路脇の排水溝に捨てられているところをケンタッキー州の動物レスキュー団体「キャンプ・ジーン(Camp Jean)」に保護され、その後ドメニクさんが引き取った。発見当時、デュースの左脚は骨折して感染症に罹っており、獣医は命を助けるために左脚2本を切断した。

ドメニクさんはデュースのほかにも2本脚の犬を2頭飼っており、障がいを持つ犬をケアすることは初めてではなかった。大学で演劇学の教授をしているドメニクさんは「2本脚の犬の飼い主」として近所でも有名で、米カリフォルニア州からやってきた10歳のテリアのミックス犬“サイラス(Cyrus)”と、エジプトからやってきた6歳の“ラッキー(Lucky)”と一緒に暮らしていた。サイラスは産まれた時から前脚2本がなく、ラッキーは事故で後ろ脚2本を失っていた。

ドメニクさんと2頭の仲間に迎えられたデュースだが、信じていた飼い主に捨てられたばかりでなく、左脚2本を失ったことで精神的にも身体的にも辛い日々が続いた。しかしデュースは日に日に強さを見せてドメニクさんを驚かせた。

ドメニクさんはデュースについて、こう語っている。

「デュースはゆっくりですが確実に回復し、リハビリで残った右脚2本で身体を支えられるようになると、その後は歩くことや走ることも可能になりました。その動きは驚くほど強く安定していて、義足や補助輪も必要ないようです。それにとてもすばしっこく、バランス感覚も抜群です。右脚だけで走るなんて普通では考えられないでしょうが、デュースは4本脚のほかの犬たちとちっとも変わりません。デュースの強さには本当に感心させられるばかりです。」

さらに驚くことに、デュースはサイラスやラッキーと一緒に認定セラピー犬としても活躍しており、毎週フィラデルフィアの小児病院「チルドレンズ・ホスピタル・オブ・フィラデルフィア(Children’s Hospital of Philadelphia)」と、手足を切断した患者のためのクリニックがある「ブライン・マウル・リハブ病院(Bryn Mawr Rehab Hospital)」を訪れているという。

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