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【海外発!Breaking News】大人の手のひらに収まるほど小さかった6つ子、全員揃って高校を卒業(米)

TechinsightJapan / 2020年6月14日 0時45分

【海外発!Breaking News】大人の手のひらに収まるほど小さかった6つ子、全員揃って高校を卒業(米)

米アラバマ州で2002年7月、大人の手のひらに収まってしまうほど小さな6つ子が誕生した。それから約18年を経た今年6月、6人は全員揃って高校を卒業した。『TODAY』『Legit.ng』などが伝えている。

米アラバマ州ジェファーソン郡バーミンガム在住のダイアモンドさん(45)とクリス・ハリスさん(46)との間に6つ子が誕生したのは、2002年7月8日のことだった。6つ子は男児4人と女児2人で、当時アメリカでは「国内で初めて生き抜いたアフリカンアメリカンの6つ子」として驚きを持って迎えられた。

5歳の連れ子がいたダイアモンドさんは、クリスさんと結婚して2年経っても子供ができず、6つ子は排卵誘発剤によって授かった。

ダイアモンドさんは妊娠時の初めての検診で医師から「双子ですよ」と言われたが、超音波検査で「5人いますね」と告げられて驚いたという。多胎児の妊娠は楽ではなく、ダイアモンドさんは肺に血栓ができて入院を強いられ、妊娠26週半での帝王切開となった。赤ちゃんは538グラムから793グラムの超低出生体重児で、医師には「誕生後数日は危険な状態が続くでしょう」と警告を受けた。

ダイアモンドさんは「分娩中、6人目が出てきたときはショックだったわ。名前は5人分しか考えていなかったの。それにみんな本当に小さくてね。一番心配したのはカレブ(Kaleb)だったわ。だって臓器や血管が透けて見えたのよ」と当時を振り返る。



それでも10月末に6人全員が退院し、夫妻は子育てに追われた。「寝る暇がないくらい忙しかった」というダイアモンドさんは2003年、メディアのインタビューで「1日60枚のオムツが必要で、粉ミルクは1日2ケースがなくなったわ。ゴミ出しは1日5回、ランドリーは1週間に20回まわし、食費だけで1週間に1100ドル(約12万円)が飛んでいったわ」と明かしていた。



そんな6つ子が今年の6月2日、全員揃って地元のセンター・ポイント高校を卒業した。

6人全員が州内での進学を決めているとのことで、カレッジベースボールに興味があるコビー君(Kobe)と理学療法プログラムを専攻予定のケイリンさん(Kalynne)は、自宅から車で1時間半ほどのアラバマ州立大学への進学が決まっている。コンピューターサイエンスを専攻予定のカレブ君とアートに興味があるキーラン君(Kieran)は、車で2時間弱のアラバマA&M大学で学ぶ予定だそうだ。またおしゃれが大好きなキエラさん(Kiera)は、地元バーミンガムのローソン・ステート・コミュニティカレッジで美容学の知識や技術習得を目指す。そして身長が193センチで自閉症スペクトラム障害があるカイル君(Kyle)は、センター・ポイント高校でライフスキルを勉強することになっている。

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