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【海外発!Breaking News】12歳で誘拐され、9人の子供をもうけた36歳女性「私の人生は義父に奪われた」(米)

TechinsightJapan / 2020年6月16日 5時45分

ヘンリは子供たちを「動物」とののしって暴力を振るい、それを阻止しようとするロザリンさんには野球のバットやビールのボトル、木片などで殴りかかった。ロザリンさんは何度か骨折し、額には20か所以上の大きな傷ができたが病院に行くことは滅多になかった。ロザリンさんは「私が生きてこられたのは、子供たちのため」とのちのインタビューで語っている。

そんなロザリンさんに救いの手が差し伸べられたのは、メキシコのオアハカに住んでいた2016年のことだった。ロザリンさんの長男はすでに17歳で家を出ており、最年少の子は4歳になっていた。ロザリンさんは家族と行ったスーパーで知り合い、交流を持つようになったイギリス人とアメリカ人の夫婦に全てを告白し、同年6月に「全米行方不明/被搾取児童センター(NCMEC)」などのサポートを受け、ついにメキシコの国境を越えたのだった。ロザリンさんがヘンリに誘拐されてから実に19年以上が過ぎていた。

ヘンリは2017年10月に逮捕され「ロザリンの話は99%嘘である」と無罪を主張していたが、今年2月に未成年者を誘拐したとして終身刑、性行為をするために連れまわしたとして懲役30年、約536万8千円(5万ドル)の罰金、約537万5千円(5万67ドル)の賠償金の支払いが言い渡された。なおヘンリは、このほかにも第1級性的暴行罪や児童虐待罪などで起訴されている。



ロザリンさんは「ヘンリが母と結婚した目的は、最初から私だった。何度も逃げようとしたが失敗した。誰かが私たちの年齢差やみすぼらしい子供たちの姿を見て『何かがおかしい』と言ってくれるのを待っていた。20年という私のかけがえのない人生が奪われた」と語っている。

36歳となったロザリンさんは現在、多くの人が無償で改築したミズーリ州の家に子供たちと一緒に暮らしており、「まずは子供たちにしっかりとした教育を受けさせたい。そのうえで大学で刑法を学び、行方不明になった子供たちを探す私立探偵になりたい」と明かしている。

画像は『Mirror 2020年5月31日付「Woman kidnapped by own stepdad for 20 years - and forced to have nine children」(Image: YouTube)(Image: Herald Sun)(Image: Headcramp)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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