【海外発!Breaking News】アトピー性皮膚炎でステロイドを25年 副作用で地獄を見た女性(ニュージーランド)
TechinsightJapan / 2020年7月13日 5時46分
5歳でアトピー性皮膚炎を患い25年間もステロイドに頼ってきた女性が、薬の副作用で白内障になったことをきっかけに全ての薬の使用を止めた。長い歳月をかけて自分に向かい合い、心や身体を治療してきた女性の軌跡を『Metro』『The Sun』などが伝えている。
ニュージーランド北島オークランド在住のアニータ・ウォンさん(Anita Wong、36)が、アトピー性皮膚炎に悩まされるようになったのは5歳の頃だった。アニータさんは学校で「病気がうつるから」といじめられ、自信を失くして人と接することが辛くなった。また酷い痒みや痛みから不眠症にも悩まされ、症状は年を重ねる毎に悪化した。
両親はそんなアニータさんを皮膚科やアレルギーの専門家のもとに連れて行き、皮膚を柔らかくする薬やステロイド外用薬、抗真菌クリーム、免疫抑制剤、経口ステロイド、抗生物質、抗ヒスタミン薬、そして自然療法など様々な治療を試みた。しかし処方してもらった薬が効くのは最初の数週間だけで、結局最後はステロイドを使用するという悪循環が続いていた。
それでも第1子を妊娠した9年前、一度はステロイドの使用を止めたが、症状は悪化。出産後に耐えられなくなって再び診察を受け、特に症状が酷かった顔を中心にステロイド外用薬を使用するようになった。
アニータさんは当時のことをこう振り返っている。
「外用薬が効いたのは最初の数か月だけでした。そして8か月後、ステロイドを長い間使用してきたことによる副作用で、白内障だと診断されました。その後の手術で左目は視力を取り戻しましたが、右目は合併症や眼内レンズのずれなどのトラブルにより視力を失いました。」
「あの頃の私はショックと悲しみ、そして怒りに満ちていました。25年間もステロイドを処方してきた医師への怒りです。」
「それでも時間とともに少しずつ立ち直っていった私は、『自分の身体は自分で管理するしかない』と心を入れ替え、全ての薬を止めてデトックスする決意を固めました。2人目の出産を終えた、2013年7月のことでした。」
しかしアニータさんにとって、本当の闘いはここからだった。ステロイドを止めたことで「ステロイド外用薬離脱症状(TSW)」を起こし、重度の皮膚の赤み、焼けるような痛み、痒み、乾燥、ひび割れなどを起こし、不眠症や鬱病にも悩まされた。また一時はベッドに横になり、呼吸をするだけでも身体が痛み、外出もままならなくなった。
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