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【海外発!Breaking News】「どちらかが死ななければならないなら僕だと思った」90針を縫う大怪我も 犬の襲撃から妹を守った勇敢な少年(米)

TechinsightJapan / 2020年7月16日 21時0分

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米ワイオミング州で、子供が犬に襲われる悲しい事故が起きた。90針を縫う怪我をしながらも犬から妹を守り抜いた6歳の勇敢な少年に称賛の声が集まっている。『The Sun』『7NEWS.com.au』などが伝えた。

ニコル・ウォーカーさん(Nicole Walker)によると今月9日、甥っ子のブリッジャー・ウォーカー君(Bridger Walker、6)が妹といたところに犬が近づいてきた。ブリッジャー君はとっさに妹の前に立ちはだかったが、犬はブリッジャー君に襲いかかって頭や左頬に何度も噛みついたという。ブリッジャー君は大怪我をしながらも妹の手を引き安全な場所へ誘導して、2人はなんとか犬から逃げることができた。妹には傷一つなかったそうだ。

ブリッジャー君はのちに「どちらかが死ななければならないなら、僕であるべきだと思ったんだ」とニコルさんに語ったという。

病院に運ばれ形成外科医によって治療を受けたブリッジャー君だが、頭と左頬に計90針を縫う大怪我だった。しかし命に別状はなく、現在は自宅にて療養している。

この事故を受けて13日、叔母の二コラさんが自身のインスタグラムにブリッジャー君の勇敢な行動を称えて甥っ子へのサポートコメントを募集したところ、これまでに107万件の「いいね!」と3万4千件以上のコメントが集まった。

また二コラさんは「今日ブリッジャーを訪ねたの! 傷はとてもよくなっているわ」「彼は元気で、素晴らしい彼の内面はそのままよ」とブリッジャー君の怪我が良くなっていると報告。インスタグラムに届いた励ましや称賛コメントを二コラさんが読み上げると、ブリッジャー君は傷のせいで大きな笑顔がまだ作れないものの、にんまりと笑って喜んだと伝えている。

驚くべきことに今回の事故について、ブリッジャー君もその家族も襲い掛かってきた犬に対して怒りや恨みの感情は抱いていないという。犬についての詳細は明かされていないが、犬の飼い主はブリッジャー君や家族にとても親切で素晴らしい人達とのことだ。

ニコルさんは「今回のことで彼らに対して怒りの感情は全くないわ。あったとすれば、私たち家族と彼らとの仲がよりぐっと近くなったことくらいね」と語った。

ブリッジャー君の勇敢な行動がネット上で話題になると、ニコルさんは複数の人からクラウドファンディングサイト「GoFundMe」をブリッジャー君のために立ち上げようと提案を受けたという。ニコルさんは「家族は寄付をするのであれば非営利組織『Wounded Warrior Project』や『Mission 22』などの退役軍人のためにしてほしいと望んでいます」とブリッジャー君家族の意向を後日、インスタグラムへ追記した。

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