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【海外発!Breaking News】母犬に襲われ顔が変形した犬、運命の飼い主と巡り会う 「完璧じゃなくてもいい」(カナダ)

TechinsightJapan / 2020年7月28日 12時41分

【海外発!Breaking News】母犬に襲われ顔が変形した犬、運命の飼い主と巡り会う 「完璧じゃなくてもいい」(カナダ)

生後13日で母犬に襲われ顔が変形してしまった子犬が、生後8か月で運命の飼い主と巡り会った。1歳半になったその犬は現在、カナダのアルバータ州で障がいを持つ人をサポートするセラピー犬としての訓練を始めているという。『Bored Panda』『Metro』などが伝えた。

ジャーマンシェパードとボーダー・コリーのミックス犬“ブロディ(Brodie)”は、生後13日の時に母犬に襲われて頭部を噛まれ、顔と頭蓋がゆがんでしまった。この事故により、ブロディは成長するにしたがって顎がくっつき、顔の左側の成長が止まり、片目の視力が低下した。

それでも小さかったブロディを「是非引き取りたい」という飼い主が現れ、新しい家族のもとで過ごした。しかし約5か月後、ブロディは「元気が良すぎて手に負えない」とアルバータ州にあるアニマルシェルター「オールド・マクドナルド・ケネルズ(Old MacDonald Kennels)」に戻されてしまったのだ。



そこで同シェルターはネット上にブロディの写真を投稿し、新しい飼い主の募集を始めた。すると数百人もの応募があり、慎重にマッチングを行った結果、選ばれたのがアマンダ・リッチャーさん(Amanda Richter、30)とボーイフレンドのブラッド・アメスさん(Brad Ames、23)だった。

「ネットで見て一目惚れだった」と語る2人がブロディと初めて出会ったのは昨年9月、ブロディが生後8か月のことだった。

アマンダさんは「ネットで公開されたブロディの写真を毎日見ていたわ。そうしたら涙が出てきて。なぜだかわからないけど、運命を感じたの。強く惹きつけられたのよ」と語り、初めて対面した日のことを次のように明かした。

「ブロディに会いにシェルターまで車を走らせ、散歩に連れ出したの。そして一緒に2、3時間を過ごし、その日のうちに自宅に連れ帰ったわ。シェルターの職員も『ブロディはあなたたちにピッタリだ』って背中を押してくれたの。」

こうしてアマンダさんとブラッドさんに引き取られたブロディは、1月に1歳の誕生日を迎え、現在は障がいを持つ人々のセラピー犬を目指して訓練中だ。

アマンダさんは「前の飼い主は、『ブロディが興奮しすぎる』と言っていたようだけど、必要なのは忍耐強く躾をすることだと思う。ブロディは確かに暴走することがあるけど、頭はいいのよ。トリック(芸)は10分以内に覚えちゃうし、毎週少しずつ良くなっているのよ」と話しており、ブロディの小さな進歩を喜んでいるようだ。

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