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【海外発!Breaking News】「3日もてばいい」と言われた結合双生児が20歳に 「私たちは2人の個性ある人間」(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2020年8月10日 21時0分

【海外発!Breaking News】「3日もてばいい」と言われた結合双生児が20歳に 「私たちは2人の個性ある人間」(米)<動画あり>

結合双生児としてメキシコのベラクルスで誕生したカルメンさんとルピタ・アンドラーデさんが6月5日、20歳の誕生日を迎えた。産まれた際に「3日もてばいいでしょう」と言われたにもかかわらず、2人は2年前に農業高校を卒業。現在は獣医看護を学ぶため、コミュニティ大学に通っている。『Distractify』『Mirror』などが伝えた。

米コネチカット州ニューミルフォードで父母と姉(24)と一緒に暮らしているカルメンさんとルピタ・アンドラーデさんは、肋骨の一部、循環系器官、消化器官、生殖機能を共有している結合双生児だ。それぞれが頭、心臓、2つの腕、肺、胃を持っているが、多くの臓器を共有している2人は「分離手術は行わない」と決めている。

家族はメキシコの医師に「長くて3日の命。分離手術をした場合、一生を集中治療室で過ごすことになるか、2人とも亡くなる可能性が高い。ただ分離手術をするのであれば、どちらか1人を選ぶように」と言われたそうで、一家は2人が2歳の時に最先端の医療を受けさせようと、チャリティ団体のサポートを受けアメリカに移住した。



2人は「今住んでいるのは人口3万人ほどの小さな町なの。大好きな友達もたくさんいるしとても気に入っているわ」と語っており、「身体こそ共有しているものの、私たちは全く違う2人の人間。普通の姉妹のようにけんかもする。ただ幼い頃のように、髪の毛をひっぱったり、噛んだりすることはなくなったわね。どうしても話をしたくない時は、2人でヘッドホンをつけるのよ」と笑う。お互いを分析し合う2人によると、身体の右側をコントロールするカルメンさんは社交的でよく話し、化粧好き、ルピタさんは大人しいもののユーモアがあり、化粧にはほとんど興味がないそうだ。

そんな2人が今一番欲しいものは、車の免許だそうで、右脚を使えて少しだけ背が高いカルメンさんが仮免許を取得している。カルメンさんはこれまでに本試験を2回受けたが、どちらも不合格だったようで「自分たちだけで車を運転できるようになれば、行動範囲も広がるでしょう。週末に家にじっとしているのは嫌なの。だって友達のところに行って遊びたいもの。だからまた挑戦するわ」と前向きだ。一方で左脚をコントロールするルピタさんは、一度事故を起こしかけたそうで「父に運転を禁止されたの。だから私は運転をしないわ」とカルメンさんの本免許取得に期待を寄せているようだ。

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