【海外発!Breaking News】家を失い「仕事を下さい」と街頭に立った男性に温かい支援集まる(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2020年8月12日 21時0分
家を失い「仕事を下さい」と書かれた紙を持って街頭に立った男性に先月、温かい支援が次々に舞い込んだ。お金を乞うのではなく「家族のためにどうしても働きたい」という男性の真面目な人柄が、多くの人を動かしたようだ。『InspireMore.com』『WLKY.com』などが伝えた。
米ケンタッキー州ルイビル出身のロバート・シンプトンさん(Robert Simpson)は今春、住宅などのちょっとした修理から塗装、リフォームなどをなど行う“ハンディマン(Handyman)”としての職を失った。不景気ですぐに仕事が見つからなかったロバートさんは6月、パートナーや義理の息子(6)と一緒に暮らしていた家も失ってしまい、3人で小さなホテルで暮らし始めた。
ロバートさんの唯一の収入は月に約10万6000円(1000ドル)の身体障害保険の給付金だけで、1日のホテル代は約6300円(60ドル)にもなった。
7月に入り、「このままではお金が底をつくのは目に見えている。何とかしなくては」と焦り始めたロバートさんは、猛暑が続くなかで多くの車が行き交う高速道路の出口付近に立った。ロバートさんが手にしていたのは黄色い紙で、「ハンディマン」「25年の経験あり」「仕事が必要」の文字と電話番号が書かれており、お金を乞うのではなく「自分が唯一得意とするハンディマンの仕事を下さい」と訴えたのだった。
こうして同じ場所に1週間ほど立ち続けると、SNSにはそばを通りかかったドライバーたちが撮ったロバートさんの写真が拡散した。そしてこれが、リフォーム会社「グリーンスター・ホーム・リモデリング(Greenstar Home Remodeling)」の経営者であるカイル・カークさん(Kyle Kark)の目に留まった。
カイルさんは「ロバートさんにメールを送り、とりあえず自己紹介をすると、すぐに返事がありました。私はそんな彼と会い『家族のためにもどうしても働きたい』というロバートさんにチャンスを与えたいと思ったのです」と当時を振り返る。
一方のロバートさんは「カイルさんからメールをもらうと、いくらもらえるのかも聞かずにとにかく彼のところに行きました。それ以来、ずっとカイルさんにお世話になっているのです。カイルさんは食料を調達し、車のない私のために送迎も買って出てくれました」と明かした。
ロバートさんは7月21日からハンディマンとして働き始めており、カイルさんは「彼が現場に来ていい仕事をしてくれるなら、私は彼が自立できるように手助けをするだけですよ」と語り、それまで7週間もホテル暮らしをしていたロバートさんを応援し続けることを約束した。
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