【海外発!Breaking News】男性になる過程を公表するトランスジェンダー、障がいを持つ愛犬と自らを重ね「違いを受け入れて」と訴え(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2020年8月19日 21時0分
2年前からトランスジェンダーとして生きる25歳の男性が、『Good Morning America』のインタビューに応じた。男性は目と耳が不自由な犬を飼っており、「障がいを持ちながらも人生を目一杯楽しんでいる愛犬は自分と一緒。他とは違っても前向きに生きていきたい。そして周りの人には違いを受け入れてもらいたい」と熱い想いを語った。
米テネシー州ナッシュビル在住の獣医助手エイデン・マイケル・マンさん(Aiden Michael Mann、25)は、生まれつき目と耳に障がいがあるミニチュア・オーストラリアン・シェパードのメス犬“プラム(Plum)”を飼っている。エイデンさんがプラムと初めて会ったのは2019年7月のことで、プラムの里親でレスキュー活動をしている同僚が職場に連れてきたのがきっかけだった。当時生後6か月だったプラムは生まれつき目や耳に障がいがあり貰い手が見つからずにいたが、エイデンさんがプラムに一目惚れして引き取った。
エイデンさんはプラムの障がいについて、次のように述べている。
「プラムは“ブルーマール”という青みがかかった大理石のような毛色を持つ犬を作るために、ブリーダーがブルーマール同士を交配させて誕生した“ダブルマール”なのです。ブルーマール同士の繁殖では子犬の25%がダブルマールになり、死産や奇形、目や耳の障がい、虚弱体質など多くのリスクを抱えてしまうのです。」
「ダブルマールのプラムは生まれつき耳が聴こえず、目に障がいもあります。プラムを飼い始めた当初は言葉や音、ジェスチャーでのコミュニケーションが取れないため、躾などは試行錯誤や失敗の繰り返しでした。ただプラムはとても活発で、元気で、恐れを知りません。プラムの身体中から『人生を目一杯楽しみたい』というオーラが出ているんです。」
「我が家でプラムの目の代わりになっているのは、5年前から飼っているスタッフォードシャー・ブル・テリアとグレートデンのミックス犬の“ローラ(Lola、5)”です。2頭は大の仲良しで、ローラはプラムの面倒をよく見てくれるんですよ。」
エイデンさんは「障がいがあるからという理由で、人生を楽しめないということはない」と言い切り、「プラムには優しくタッチすることでコミュニケーションを取っています。たとえば『お座り』の時には顎の下を触り、プラムを起こす時にはそっと息を吹きかけるのです。起きたばかりのプラムは全身で甘えてくるんですよ」と嬉しそうに語っている。
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