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【海外発!Breaking News】母親を刺殺した19歳女、遺体を浴槽に放置して1週間以上生活(スペイン)

TechinsightJapan / 2020年8月23日 19時45分

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スペイン東部在住の19歳の女が18歳のボーイフレンドと共謀して母親を殺害し、遺体を最低でも1週間、浴槽に放置していたことが明らかになった。2人の逮捕は、近所の住人が家族を取り巻く異変に気付き、警察に通報したのがきっかけだった。『El Cierre Digital』などが伝えた。

スペイン東部のバレンシアコミュニティにあるアパートで今月20日、テリ(Teri、19)とボーイフレンドのエル・マシエロ(El Masiero、18)が、テリの母親アナさん(Ana、45)の殺害容疑で逮捕された。アナさんは身体の複数個所を刺されて浴槽に放置されており、腐敗がかなり進んでいたという。

2児の母だったアナさんはブルガリア出身で、同コミュニティに暮らすようになって15年以上が経っていた。仕事を複数持っていたものの生活は苦しく、長きにわたり夫から虐待を受け、数年前に離婚。夫が息子を連れて家を出て行ってからはアパートの家賃が払えないことが続き、ここ最近はオーナーに掛け合ってアパート共有部分の階段を掃除することで借金の一部を返済していた。

一方のテリは無職で、同じく遊んで暮らしているエルを自宅に連れ込むようになり、いつしか狭いアパートに3人で暮らすようになった。しかし近所の住人は「アナさんの夫がいなくなってからも、家族の怒鳴り合う声が止むことはなかった」と証言しており、3人での暮らしは決して穏やかなものではなかったようだ。

そんな家族のさらなる異変に気付いたのは近所の住人で、テリとエルが逮捕される前日、警察にこう明かしていた。

「アナさんが階段を掃除する姿を見かけなくなってしばらく経つ。娘に『母親はどこか?』と尋ねると、『旅行に行った』とか『数日中に戻る』と言ってはぐらかされた。そのうち娘が階段の掃除をするようになった。」

「アパートの廊下の異臭が尋常ではない。アナさんに何かあったのではないか?」

通報を受けた警察は同日、3人が住む部屋を訪ねたが、テリは捜査令状がないことを理由に立ち入りを拒否していた。しかし警察はそのまま張り込みを続け、翌朝の家宅捜索でアナさんの遺体が浴槽に放置されているのを発見した。『laprovincia.es』では「遺体には刺し傷を隠すために酸がかけられていた」と伝えており、警察は「腐敗がかなり進んでおり、アナさんがいつ殺害されたのかは現時点で特定することはできない。ただ少なくとも1週間は経過している」と述べている。

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