【海外発!Breaking News】“世界一悲しそうな猫”引き取られて1年で“幸せいっぱいの猫”に(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2020年9月1日 21時0分
米ミネソタ州に住む女性は今から1年前、動物保護団体のホームページで見た“世界一悲しそうな猫”のことがどうしても忘れられず、シェルターに会いに出かけた。約1か月後、女性はその猫をひき取り、今年8月に1年目のアニバーサリーを迎えたという。『Bored Panda』『Metro』などが伝えている。
米ミネソタ州に住むサンドラさん(Sandra)は昨年8月8日、同州の動物愛護協会「Animal Humane Society」のホームページで、路上で保護されて間もない1匹の猫の写真を目にした。ちょうどその日は人間と猫の友情を深め、猫の健康や安全を願って祝う「世界猫の日」だったが、そんな記念日とは全く無縁そうなあまりにも悲しそうな猫に心を掻き立てられた。
そのオス猫は6歳で「猫後天性免疫不全症候群」と言われる猫エイズに罹っており、歯が欠けて身体中に傷があり、耳が曲がっていた。また目の周りにも傷があり、眠そうに垂れた目が悲し気な表情を一層暗くしているようだった。
サンドラさんは「猫の顔には『僕は6年間ずっと野良猫。友達も飼い主もいなくて寂しいんだ。僕は世界一悲しい猫だよ』と書かれているようで、その日以来ずっと頭から離れなかったの」と当時を振り返り、こう続けた。
「私が住んでいるアパートはペットが禁止されているので、最初は猫を飼うことを考えていませんでした。ただ写真で見たその猫の目があまりにも悲しそうだったので、思い切ってシェルターに行ってみることにしたのです。」
「実際にその猫を見てみると、写真よりもさらに悲し気で、私はその場を2分ほどで去りました。胸が締め付けられて見ていることができなかったのです。」
「それでもやはりその猫のことが気になって、何度かシェルターに足を運びました。『もしかしたらもう飼い主が決まっているかもしれない』とひそかに願ってはいましたが、約3週間経っても引き取り手は現れなかったのです。」
「そこでダメ元で、アパートのオーナーに『猫を室内で飼うことができないか』と聞いてみました。すると、数日後に了承されたのです。本当に驚きましたよ。」
サンドラさんはその猫に“ブルース・ウィリス(Bruce Willis)”と名付けると、オーナーから許可をもらった翌日に自宅に連れて帰った。しかしブルースは免疫力が低下しており、シェルターで風邪をひいて上気道感染症を患っていた。また目と耳の感染症にも罹っており、サンドラさんは薬を一日に15回与えてケアを続けた。さらに歯の手術も必要で、かなり痛い出費となった。
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