【海外発！Breaking News】母親が会計中に赤ちゃんを誘拐しようとした男、一部始終が監視カメラに（米）＜動画あり＞

米アリゾナ州のスーパーで今月3日午前9時35分頃、59歳の男による赤ちゃん誘拐未遂事件が発生した。事件の一部始終はスーパーの監視カメラが捉えており、『FOX 10 Phoenix』などが伝えて拡散している。

誘拐未遂事件があったのは米アリゾナ州フラッグスタッフにあるスーパー「バシャズ（Bashas’）」で、母親がセルフレジで会計中に発生した。

この様子を捉えた動画では、母親がセルフレジで会計しており、すぐ後ろに赤ちゃんが乗ったままのショッピングカートを置いている。すると右隣で会計を済ませた初老の男が、母親が背中を向けている間に赤ちゃんが乗ったカートを押してその場を去ろうとした。男はマスクにサングラスをかけているため表情は確認できないが、その動きはスムーズである。

女性はその後、カートが消えたことに気付いて男を呼び止めたが、男はカートを置き去りにしてそのまま逃亡した。

フラッグスタッフ警察署はその後、防犯カメラの映像を公開して情報提供を呼びかけ、会計時に使用したデビッドカードの情報から男の住所を割り出した。こうして事件発生から数時間後、地元でシェフをしているジェフリー・ロホルト（Jeffrey Roholt、59）が誘拐未遂容疑で逮捕された。警察の調べに対し、ジェフリーは「ショッピングカートは自分のものだと思った」と容疑を否認しているという。

なおジェフリーは2年前にも同州マリコパ郡で加重暴行罪と誘拐罪で逮捕されており、この事件には「なぜその場で男を捕まえられなかったのか。周りの人は気づかなかったのか？」「再犯とは…」「誘拐は一瞬で起きてしまう。子供からは目を離せない」「アメリカの誘拐件数は半端ない。恐い」といったコメントがあがっている。

「全米犯罪情報センター（NCIC）」によると、2019年の米国内での行方不明者数は21歳未満が44万人を超えており、男性が212723人、女性が235367人である。また21歳以上は16万人超で男性が98285人、女性が62823人となっており、全体の行方不明者数は61万人近くに上っている。



画像は『FOX 10 Phoenix　2020年9月4日付「PD: Man arrested, accused of trying to kidnap infant in self-checkout line at Flagstaff Bashas’」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　A.C.）