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【海外発!Breaking News】南アフリカ沖合でマグニチュード6.2の地震 西ケープ州では51年ぶりの揺れを観測

TechinsightJapan / 2020年9月29日 10時22分

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南アフリカは地盤が安定しており、プレートのひずみによる地震がほとんどない。しかしケープタウン沖合で9月26日に地震が発生し、恐怖を覚えた人も多いようだ。南ア政府は「パニックになる必要はない」と呼びかけていることを『IOL News』など多くの南アフリカメディアが伝えた。

南アフリカ北部の鉱山では、地下をかなり深く採掘することで発生する地震がある。採掘の際に広範囲の岩が取り除かれたことで岩盤にひずみがたまり、耐え切れなくなった岩盤が崩れ落ちるという仕組みだ。しかし日本で発生するようなプレートのひずみによる地震を経験した南アフリカ人は少ないだろう。

9月26日午後7時10分頃、この国で非常に珍しく地震が発生した。「US Geological Survey(アメリカ地質調査所)」によると、震源地はケープタウンから1918キロ南南東の沖合、深さ10キロでマグニチュード6.2だった。この地震による津波の心配はなかった。

南ア政府の地震当局「Council of Geoscience」は、ケープタウンから65キロ北部にある西ケープ州マルムスベリー(Malmesbury)で同日8時40分頃マグニチュード2.5の地震が起こり、さらに翌27日9時15分頃には同州ダーバンビル(Durbanville)でマグニチュード2.3の地震が発生したと発表し、これらの地震は「最初の沖合で発生した地震と関連がないようだ」と伝えている。また地震による被害は今のところ報告されていない。

これほど大きな地震が西ケープ州で発生したのは51年前、1969年9月29日のことだった。ケープタウンから120キロほど離れたタルバ(Tulbagh)という小さな町でマグニチュード6.3の地震が発生し、12名が亡くなっている。それ以来の揺れを観測したことで、「今後も地震が発生するのでは」と心配する人も少なくない。

ケープタウン市内で今回の揺れを感じた人はほとんどいないが、北部のビーチ沿いの町では「家が揺れてパニックになった」「住民が道路に出てきた」「2020年はコロナと地震の年」などとSNSに投稿する人もいれば、土曜日の夜ということもあり「飲んでいて気付かなかった」「道路でバイクが走っていた揺れかと思った」と気づかなかった人もいたようだ。

画像は『IOL News 2020年9月26日付「Tremors felt in Cape Town after 6.2 earthquake south of Africa」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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