1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】遺伝子疾患により鮮やかな青い瞳を持つインドネシアの部族

TechinsightJapan / 2020年10月5日 21時0分

写真

インドネシア、ジャワ島ジャカルタ在住の地質学者コルチノイ・パサリブさん(Korchnoi Pasaribu、38)が、東南スラウェシ州ブトン島で捉えたある部族の写真が注目されている。インドネシアに住むほとんどの人々が茶や黒の瞳を持つ中で、ブトン島先住民であるこの部族は鮮やかな青い瞳を持つ者が多いのだ。『Oddity Central』などが伝えている。

17000超の島から成るインドネシアは、490ほどの民族集団が暮らす多様な文化を持つ国として知られる。そんなインドネシアの中で19番目に大きなブトン島を先月、14歳から写真を撮り始めたというアマチュアカメラマンのコルチノイ・パサリブさんが訪れた。

本職はニッケル鉱山での地質調査で「写真はあくまでも趣味」と語るコルチノイさんは、2019年からインドネシアの多様な民族や文化に焦点を当ててカメラに収めてきた。そんなコルチノイさんが今回訪れたブトン島では、珍しい青い瞳を持つ先住民のある部族を撮影し、これがSNSで評判となって拡散した。



コルチノイさんはInstagramに投稿した写真に「彼らの美しい青い瞳は『ワーデンブルグ症候群(WS)』によるものである」と言葉を添え、次のように説明した。

「私の一番好きな色は青。ダークな肌に鮮やかな青は非常にユニークだ。しかしながら部族のみんなが青い瞳を持つわけではない。彼らの目は強い光には繊細だが、視力への影響はない。また毛髪の一部が白髪になったり、30歳前に白髪化が始まるなどの症状も見られるようだ。」



なお医療・健康情報を提供するウェブサイト『MedlinePlus』によると、WSは難聴および毛髪、皮膚、虹彩などの色素異常を特徴とする遺伝子疾患で、両親のどちらかが遺伝子異常を持っていると子供も50%の確率で発症するという。約4万人に1人の割合で発生し、先天性難聴患者の2~5%に見られるというが明確ではない。また虹彩は青ばかりとは限らず、片目が青でもう一方が茶色のケースや、瞳の中に2つの色が混在するケースなどもあるようだ。



ちなみにこれらの写真には「こんな美しい瞳を見たのは初めて。エレクトリックブルーだ」「海の色!」「ブトン島に行ったことがある。みな人懐っこくてフレンドリー。豊かな文化、美しいビーチがある」「なんてゴージャスなの!」という声がある一方で、「美しい瞳を手に入れても、難聴だとしたら問題」「遺伝性疾患であるならば悲しい現実」といった意見もあがっている。

画像は『Korchnoi Pasaribu 2020年9月15日付Instagram「~ Fardan Si Mata Biru dari Buton ~」、2020年9月13日付Instagram「~ SYAWAL ~」、2020年9月25日付Instagram「~ Juan Aprilian ~」、2020年9月18日付Instagram「~ Ditra ~」、2020年10月2日付Instagram「~ HAPPY NATIONAL BATIK DAY ~」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください