【海外発!Breaking News】ハムスターのアレルギーで稀な肺炎を発症 10か月後にようやく退院した少年(英)
TechinsightJapan / 2020年10月5日 5時45分
犬や猫などの動物アレルギーで湿疹やくしゃみが止まらないなどの症状が出る人もいるが、このほどイギリスでハムスターによるアレルギーで重度の稀な肺炎に罹患し、退院するまでに10か月かかった少年がいた。家族は当初、少年の病気の原因がハムスターだとは思いもよらなかったようだ。『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
英ノーサンプトンシャー州に住むジャック・セージ君(Jack Sage、10)は、今年8月に長い入院生活から退院することができた。
ジャック君は2年前から呼吸器系の問題を抱えており、昨年10月に呼吸が著しく苦しくなったことから入院を余儀なくされた。医師は白血病を疑っていたようだが、検査したところ好酸球性肺炎と診断された。
一般的な肺炎は病原体が肺に感染して引き起こすものだが、好酸球性肺炎はアレルギー反応によって発熱やだるさ、呼吸困難などを引き起こす稀な病気で、医療系情報サイト「MSD Manual」によると場合によっては命を落とすこともあるという。
ジャック君はステロイド療法を中心にした治療により、今年1月に一旦退院した。家族にとってジャック君の退院は待ちに待った瞬間だった。特にジャック君の姉エヴィーちゃん(Evie、12)はことのほか嬉しかったようだ。
しかしジャック君は退院した数日後に容体が悪化し、再び入院することになってしまった。この時ジャック君の母親スージーさん(Suzie、52)は、病気の原因がエヴィーちゃんが飼っているハムスターによるアレルギーが原因だとようやく気づいたようだ。スージーさんは次のように明かしている。
「私達はジャックの症状がハムスターの“タンゴ”によるものだと分かり、正直驚きました。ハムスターは以前から飼っていたのですが、ジャックが2年前から悩まされている呼吸器疾患の原因がハムスターだと疑うことは全くありませんでした。」
「前に飼っていたハムスターは亡くなってしまったんですが、昨年のクリスマスにジャックが入院中で寂しさを感じていたエヴィーのためにタンゴをプレゼントしたんです。そして年明けにジャックが退院して自宅に戻り、タンゴと遊ぶようになってからすぐに容体が急変したのです。」
なお一家は“テッド(Ted)”という犬も飼っているが、ジャック君はテッドと遊んでいても体調に異変はないという。しかしタンゴとはほんの短時間遊んだだけで、容体が急激に悪化したそうだ。
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