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【海外発!Breaking News】違法運転の車に撥ねられて妊婦が死亡 助かった赤ちゃんの写真に「涙が止まらない」(米)

TechinsightJapan / 2020年10月11日 21時9分

【海外発!Breaking News】違法運転の車に撥ねられて妊婦が死亡 助かった赤ちゃんの写真に「涙が止まらない」(米)

米カリフォルニア州で今年8月、23歳の妊婦が薬物の影響下で車を運転していた女に撥ねられて死亡した。赤ちゃんは帝王切開で誕生して奇跡的に助かっており、このたびSNSで母親を追悼する一家の写真が公開された。『Good Morning America』『FOX 11 Los Angeles』などが伝えている。

米カリフォルニア州アナハイムで8月11日午後7時半頃、妊娠35週だったイエセニア・アーギュラーさん(Yesenia Aguilar、23)が夫のジェイムズ・アルヴァレスさん(James Alvarez、36)と散歩中、薬物の影響下で車を運転していたコートニー・パンドルフィ(Courtney Pandolfi、40)に撥ねられた。イエセニアさんは搬送先の病院で死亡が確認されたが、この事故でアダリン・ローズちゃん(Adalyn Rose)が緊急帝王切開で誕生した。

ジェイムズさんは事故当時のことを、こう振り返る。

「妻と私は2年をかけてやっと赤ちゃんを授かり、妊娠中は医師に勧められて毎日2人で散歩をしていました。その日も手を繋いで歩道を歩いていると、車がコントロールを失い『キキー』という音を立てて近づいてきました。事故は一瞬で、覚悟を決めて目をつぶった直後『何が起こったのか』を悟りました。車は私ではなく身重の妻を撥ねたのです。そして妻が『娘が、娘が…』とお腹の赤ちゃんのことをとても心配しているのがわかったのです。」

実はイエセニアさんを撥ねたコートニーは当時、DUI(アルコールまたは薬物の影響下での運転)で事故を起こして免停中で、仮釈放されたばかりだった。現在は殺人罪で起訴されているコートニーに対し、ジェイムズさんの怒りは収まらない。

「彼女は何度も立ち直るチャンスを与えられたにもかかわらず、変わることができなかった…。そして私から妻を奪ったのです。」

「一番つらいことは、奇跡的に助かった娘が母親を失ったことです。娘は実母の温かさを一生知ることがなく、私が毎日抱っこして娘を元気づけるしかないのです。」

ジェイムズさんはイエセニアさんを亡くした直後「寂しくてつらくて、どうしていいのかわからなかった」と明かしているが、コミュニティをはじめたくさんの人々が支えてくれたことで「娘のために生きなくては」と踏ん張り、前を向くことができたそうだ。

「アダリンは妻からの最期の贈り物であり、奇跡の子。娘と一緒にいることで、苦しみ、悲しみなど全てを忘れることができるのです」―言葉を詰まらせながらそのように語り、アダリンちゃんを愛おしそうに見つめるジェイムズさん。先月末には、イエセニアさんが楽しみにしていたという“娘の誕生記念写真”をフォトスタジオで撮影している。

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