【海外発!Breaking News】重度の火傷を負った子猫 “生命力”を信じた必死のケアで奇跡的に回復(英)<動画あり>
TechinsightJapan / 2020年10月27日 5時45分
英ダービーシャー州で先月中旬、重度の火傷を負った子猫が保護された。獣医や看護師は安楽死させることも考えたが、子猫の“生命力”を信じて必死にケアを続けた。そしてそれに応えるかのように、子猫は奇跡的な回復をみせている。心温まるニュースを『Derbyshire Live』『Metro』などが伝えた。
英ダービーシャー州の路上で先月16日、顔や身体に重度の火傷を負ったオスの子猫が保護された。子猫は顔と足の皮膚が酷く焼け、被毛は黒く焦げて瀕死の状態だった。
子猫を見つけたのは警察官で、すぐに同州ダービーにある動物病院「ブライド・ヴェテリナリー・センター(Pride Veterinary Centre)」へと連れて行った。
子猫を託された動物看護師のジェニー・グレトンさん(Jenni Gretton、32)は「子猫が親離れするのは生後8週ほどですが、その子は生後7週くらいでした。私たちはその小さな子猫に“ファイヤー・キャット(Fire Cat)”と名付けました」と明かすと、こう続けた。
「ファイヤー・キャットの髭は燃え尽き、足の爪の一部は燃え落ち、顔の火傷は重症でした。私は13年も看護師をしていますが、これほど酷い火傷を負いながら生きているケースを見たのは初めてでした。『治療してももたないかもしれない。痛みから解放させてあげたほうがいいのでは…』と安楽死させることも考えましたが、ファイヤー・キャットは必死に生きようとしているように見えました。私たちは感染症や死の危険もあることを十分承知のうえで『この子にかけてみよう。もう一度チャンスを与えてみよう』と、痛み止めを使用して治療を継続することを決めたのです。」
「ただし治療はファイヤー・キャットにとって決して楽ではありませんでした。特に目の周りの火傷が酷く、呼吸もつらそうで、相当な痛みに耐えているのがわかりました。私たちは最初の数日間は24時間体制で監視し、焼け爛れた脚には包帯を巻き、煙を大量に吸っていたので酸素を与えました。また肌が乾燥しないように保湿剤を塗ってケアを続け、なんとか危機を脱したのです。」
こうして容態が安定したファイヤー・キャットだが引き取り手がなく、ジェニーさんが自宅に連れ帰ってケアを続けた。そして2、3日すると残っていた被毛が抜け始め、顔の皮膚が剥がれ落ち、焦げてしまった耳の先や尻尾の先がポロリと落ちた。
ジェニーさんは引き取ってから約1か月後のインタビューで、ファイヤー・キャットについて次のように話している。
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