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【海外発!Breaking News】「巨大な火の玉に!」手指消毒剤をつけたタクシー運転手、ライターの火が引火して火傷(英)

TechinsightJapan / 2020年11月4日 18時21分

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手指消毒剤を使用後に火気に近づいたり、ライターを使ったりして引火する事故があとを絶たない。イギリスのタクシー運転手はたっぷりと塗った手にライターの火が引火し、車の中で顔や頭が炎に包まれた。悪夢のような事故を『New York Post』『Metro』などが伝えている。

イギリスでタクシー運転手をしているブライアン・ハッチンソンさん(Brian Hutchinson、42)は9月中旬、客を降ろした後の停車中の車中でいつものように手の消毒をしていた。ふと後部座席に目をやったブライアンさんは、前の客がライターを忘れていったことに気付いた。

手指消毒剤をつけたばかりの手はまだ濡れていたため、ブライアンさんは手のひらをズボンに軽く擦りつけて乾かし、運転席に座ったままライターを拾い上げた。

その後、ブライアンさんはライターがまだ使えるかどうかを確かめようとしたが、この行為が一生後悔する火傷を負ってしまったのだ。

ブライアンさんは当時のことをこう振り返る。

「ライターに火がつくと、まだ手指消毒剤で濡れていた指先と手の甲に火が燃え移ってね。そのライターを捨てようと思って、慌ててドアを開けたんだ。するとその火はもう一方の手に燃え移り、すぐに顔や頭にも火がついた。まるで自分が巨大な火の玉のようになった気がしたよ。ほんの数秒だったけどね。」

しかしこの数秒の炎によってブライアンさんはショック状態に陥り、震えが止まらなくなった。すぐに救急車が呼ばれ、モルヒネが投与されたが、ブライアンさんは顔、頭、手、太腿に火傷を負い、その後の7週間をニューカッスル・アポン・タインにある「ロイヤル・ビクトリア・インファーマリー」の火傷専用病棟で過ごすことになってしまった。

ブライアンさんは「モルヒネが切れた時の痛みといったら、それは酷かったね。ついてないもので入院して2週間後には2番目の子供が産まれたんだ。だから子供の誕生には立ち会えなかった。仕事もできないし、たった数秒の出来事で一生を左右されるような火傷を負ってしまったんだ」と溜め息交じりに語っている。

医師は今後、ブライアンさんに火傷痕やケロイド痕に着用して適当な圧力を加え、治療薬を投与することが可能な圧迫装具(加圧ガーメント)を付けることも検討しているようで、ブライアンさんは悪夢のような火傷の原因となった手指消毒剤についてこう明かした。

「仕事柄、手指消毒剤は欠かせないからね。ここ2、3か月で色々なブランドの手指消毒剤を買い集めていたんだ。大型のボトルを買って、それを小さなボトルに移し替えて使っていたのさ。でもまさかこんなことになるなんてね。火傷が完全に治るには数年かかるんじゃないかな。アルコールが含まれている消毒剤を火に近づけるといかに危険かということを身をもって学んだよ。」

ちなみに、米オハイオ州でも数か月前に6歳女児が、タイでは3歳男児が消毒剤で遊んでいる最中にライターの火が引火していた。

画像は『Metro 2020年11月3日付「Taxi driver engulfed in hand sanitiser fireball when he tested lighter」(Picture: North News and Pictures)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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