【海外発!Breaking News】世話をしていた野良猫、6匹の我が子を窓の外に並べてお披露目にやってくる(カナダ)
TechinsightJapan / 2020年11月21日 13時2分
トルコのイスタンブールの病院で今年4月、母猫が具合の悪い我が子をくわえて現れ話題になったが、カナダのある女性のもとには9月末、餌をあげて世話をしていた野良猫が子猫を連れてやってきたという。『The Dodo』『Bored Panda』が優しい女性と野良猫の温かい話題を伝えている。
9月末のある日のこと、カナダ東部ケベック州に住むリサーネさん(Lisianne)の自宅に、メスの黒猫“ウサギ(Usagi)”が姿を現した。“ウサギ”は数か月前からふらりとやってくるようになり、リサーネさんはたびたび餌をあげていたのだが、その日は勝手が違った。
なんと“ウサギ”は子猫と一緒で、裏庭へと続くポーチに1匹ずつ子猫を連れてくると「これが私の子供たちよ」と言わんばかりにお披露目を開始。順番に6匹の子猫を連れてくると、リサーネさんに紹介するかのように並んでみせたという。
リサーネさんは“ウサギ”について「近くの野良猫の集団にいるのは知っていました。餌をあげ始めるとどんどん太っていき、最初は『餌を与え過ぎたかしら』と心配していたのですが、そのうち妊娠していることに気付いたのです。そうして赤ちゃんを産んでからはほぼ毎日、餌を食べにやって来るようになりました」と明かし、子猫をお披露目に来た日のことをこのように振り返った。
「6匹の猫を1匹ずつ連れてきた時には驚きましたが、『きっと子猫たちが安心して過ごせる場所を求めてやってきたのだろう』と7匹を家の中に招き入れ、地元のボランティアグループが運営する猫の保護施設『Chatons Orphelins Montréal(COM)』に連絡したのです。5匹は母親にそっくりな黒猫で、1匹だけ色が違っていました。」
「その後、色が違う1匹は友人が引き取り、黒い5匹はCOMが保護してくれることが決まりました。」
COMによると、黒猫はメスが3匹、オスが2匹で、引き取った当初は5匹とも結膜炎に罹り、呼吸がうまくできなかったそうだ。ただ“ウサギ”がリサーネさんに助けを求め、リサーネさんがCOMに連絡したことですぐに治療を行うことができ、5匹とも回復したという。
COMのスタッフはさらに「5匹は時間とともに私たちに甘えてくるようになり、楽しく遊ぶことで個性が出てきました。オスの1匹は足に障がいがあるため治療が必要ですが、COMでは現在、生後3か月になった5匹の引き取り手を募集しているところです」と述べ、巣立ちの準備を進めていることを明かした。
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