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【海外発!Breaking News】赤ちゃんを癒し続けて14年、“ICUグランパ”86歳で逝去「人生は豊かで充実していた」(米)

TechinsightJapan / 2020年11月20日 21時17分

「病院でのボランティアが、父の人生を豊かなものに変えたのは間違いありません。会社で41年を過ごしビジネスで成功を収めた父ですが、人と深い関わりを持つ病院でのボランティアには、これまでにない感謝の気持ちと愛を持って取り組んでいました。」

「父は病院で出会った赤ちゃんや家族の名前を長い間記録して、再び入院すると時間を作って会いに行くのです。また必要とあれば、ボランティアの当番の日ではなくても病院に行って、赤ちゃんを抱っこしたり手を握っていましたよ。」

「父がよく言っていたのは、『たくさんの人が私に感謝をしてくれる。でも本当に恩恵を受けているのは自分のほうだ』ということです。『病院で最も助けが必要な人々のそばに寄り添って、温かい愛で包んであげたい…』―そんな志をもって活動する父を見るのは、私たち家族にとって喜びでもありました。父に抱っこされた赤ちゃんが安心するのはもちろんですが、父には患者の家族や親戚、看護師でさえも厚い信頼を寄せていました。」



そんなデイヴィッドさんが身体の不調を訴え始めたのは、85歳の誕生日を迎えた昨年11月頃で、その後はパンデミックの影響もあってそのままボランティアを引退した。デイヴィッドさんが亡くなる11日前の11月3日には86歳の誕生日を迎え、10日には妻のロニーさん(Ronnie)との58年目の結婚記念日のお祝いをしたばかりだったという。

そしてデイヴィッドさんが亡くなる数日前には、「Children’s Healthcare of Atlanta」のスタッフや患者らが14年間のボランティアの活動に敬意を表し、自宅周辺を車でパレードした。ヘリコプターが空を飛び、NICUのトラックを先頭に約30台の車がクラクションを鳴らすなどして感謝の気持ちを伝えたそうだ。



なおデイヴィッドさんは最期に、愛する家族や友人らにこんな言葉を遺している。

「私の人生は、とても豊かで充実していたよ。」



画像は『Children’s Healthcare of Atlanta 2017年11月28日付Facebook「This #GivingTuesday, consider making a donation that supports the little ones in our NICU.」、2017年11月27日付Facebook「Technology has helped NICU babies overcome many obstacles.」』『FOX 5 Atlanta 2017年11月19日付「‘NICU Grandpa’ David Deutchman, who cuddled newborns, dies after battle with cancer」』『TODAY 2017年11月17日付「‘ICU grandpa’ who won hearts by snuggling babies dies from pancreatic cancer」(Courtesy Children’s Healthcare of Atlanta)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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