【海外発!Breaking News】「ロックダウン後の姿?」鳥の給餌器に侵入し食べすぎて出られなくなったヨーロッパヤマネ(英)
TechinsightJapan / 2020年11月30日 20時32分
イギリスのワイト島には、げっ歯類の一種である野生のヨーロッパヤマネ(hazel dormouse、以下ヤマネ)が見られる。同じ種子や果物を食べるハイイロリスがいないことやヘッジロウ(低木で作られた垣根)が多いことから数多く生息しているが、このほど自宅の庭にセットしていた鳥用の給餌器の中でぷっくりと太ったヤマネが閉じ込められているのを住民が発見した。その姿がSNSで拡散されると「長いロックダウン後の姿だ」など驚きのコメントが相次いだという。『The Sun』などが伝えている。
英ワイト島ヴェントナー在住の元銀行員シェリル・ヒューインズさん(Cheryl Hewins、72)は、鳥が自由にエサを食べることができる給餌器を自宅の庭にセットしていた。今月17日午後、シェリルさんがエサの減り具合を見に行くと、ヨーロッパヤマネが給餌器の中に入り込みエサの上に座っていたのだ。シェリルさんは発見した時のことを「本当に驚きましたよ。このヤマネは一晩中そこにいてエサを食べてしまい、太って出れなくなってしまったんだろうね」と明かしている。
シェリルさんが仕掛けていた給餌器はシリンダー状になっており、側面に空いた小さな穴に鳥が口ばしを差し込み、種子などが交ざったエサをついばむようになっている。ヤマネはこの小さな穴に体をねじ込んで中に侵入したようだ。
夜行性のヤマネは元気な夜のうちにたくさんのエサを食べたようで、冬眠に向けてたっぷり蓄えると身体は丸々と大きくなり、脱出不可能となってしまった。また夜が明けて、眠そうなヤマネの姿も捉えられている。ハンプシャー州でヤマネの保護活動を行う団体「Hampshire Dormouse Group」は冬眠に備えエサを食べて40グラムまで大きくなったヤマネを過去に記録しており、これは通常時の倍の大きさになるという。
ヤマネを発見したシェリルさんは、Hampshire Dormouse Groupにアドバイスをもらうために連絡した。同団体からは「ゆっくりと給餌器からヤマネを取り出し、ヘッジロウがあるところへかえしてあげて下さい」と返信があり、無事にヤマネを救出できたそうだ。
これらのヤマネの写真は、絶滅危惧の野生動物などの救済にあたる慈善団体「People’s Trust for Endangered Species」がTwitterで今月18日、「今までたくさんの野生のヤマネを見てきましたが、こんな状態のヤマネは見たことがありません! 冬眠を乗り越えられるのは間違いないでしょう」と記して投稿した。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
トドのダイブに自由すぎるペンギンショー 半世紀迎えた「おたる水族館」が道民に愛され続けたワケとは?
HTB北海道ニュース / 2024年7月18日 10時55分
-
【Amazonプライムデー】年に一回の大バーゲン!Wansviewペット用スマートホーム家電をお得にゲットしよう!
PR TIMES / 2024年7月16日 18時15分
-
「クルルッ」屋根裏から鳴き声と足音 蓋をあけてキャットフードを食べる アライグマ被害ついに住宅にも
RKB毎日放送 / 2024年7月2日 18時55分
-
【海外発!Breaking News】地元で愛された野生のシカ 観光客からの“クロワッサン”が原因で安楽死に(英)
TechinsightJapan / 2024年6月30日 13時44分
-
先客がいる給餌器にドリフト走行で突っ込む猫…… あわてすぎなごはんタイムに「凄いコーナリング」「早すぎて何が起きたのか」の声
ねとらぼ / 2024年6月22日 7時30分
ランキング
-
1中国経済にトランプショック再び!? 「中国車の輸入阻止」綱領採択、バンス氏との強硬シナリオ 「60%の関税、本気で仕掛ける可能性」
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月19日 6時30分
-
2バイデン氏、大統領選撤退「真剣に検討」 時間の問題か=関係筋
ロイター / 2024年7月19日 8時28分
-
3女児がオオカミにかまれる、自然公園の一部閉鎖 オランダ
AFPBB News / 2024年7月19日 11時35分
-
4韓国軍、再び拡声器放送=北朝鮮の汚物風船に対抗
時事通信 / 2024年7月19日 18時47分
-
5トランプ氏「強い米国取り戻す」 共和党大会演説 アフガン撤収は「最も恥ずべき出来事」
産経ニュース / 2024年7月19日 13時55分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください