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【海外発!Breaking News】筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘う母が最期の願い叶える 息子の結婚式でのダンスに式場は涙(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2020年11月21日 21時59分

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米テネシー州に住む男性が自身の結婚式で、筋肉が衰えていく難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患う母とダンスを踊った。この様子はSNSに投稿され、多くの人の心を揺さぶり拡散している。『WZTV』などが伝えた。

米テネシー州ウィリアムソン郡アーリントン(Arrington)にある結婚式場「The Barn at Sycamore Farms」で10月中旬、スクーター・ハイタワーさん(Scooter Hightower)の結婚式が行われた。この式は「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患っている母親が「最期の願い」として出席を強く希望した特別なもので、当日は車椅子に乗った母、父、きょうだい全員が久しぶりに集まった。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは筋肉を動かすための神経が侵される難病で、進行を遅らせることはできても完治は困難と言われている。式に出席したスクーターさんの母は、筋肉がやせて全身に力が入らず、自分で立ち上がることも歩くこともできなくなっていた。

スクーターさんはALSの症状が進行した母について、こう語っている。

「母は私を含む子供たちに“最期の願い”として2つの希望を伝えていたんだ。1つは孫の顔を見ることで、もう1つは私の結婚式に出席することだった。」

「母の1つ目の願いは叶い、私の姪はもうすぐ生後6~7か月になるよ。そして2つ目の願いを叶えるべく、私は結婚式の準備を進めてきたんだ。でも披露宴で踊るダンスの曲を決めることができたのは式の1週間前だった。結局、自分だけでは式に相応しい曲を選ぶことができず、女きょうだいに相談して決めたんだ。」

スクーターさんが選んだのは、地元で活躍するシンガーソングライターのトーマス・フィンチャム(Thomas Finchum)が歌う『マザーズ(Mothers)』という曲だった。

それは母へ語りかける歌で、「息子はいつか独り立ちする。息子が転んでも、手を貸さなくていいよ。彼はそうやって人生を学んでいくんだから…」「息子は母から女性の愛し方を学ぶんだ」「母と息子のような関係って、他にはないよね」と言葉が続く。

こうして自分の想いのこもった曲を選んだスクーターさんは式当日、母が夢にまで見たダンスを家族や友人の前で披露した。そしてこの時の動画は映像制作会社「MNF Productions」によって「これまでで最も感情的な母と息子のダンス」と言葉が添えられ、SNSに投稿された。

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