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【海外発!Breaking News】ホームレスになってしまったシングルマザー 8歳息子が始めたビジネスが成功し、家を借りられるまでに(米)

TechinsightJapan / 2020年11月23日 6時45分

【海外発!Breaking News】ホームレスになってしまったシングルマザー 8歳息子が始めたビジネスが成功し、家を借りられるまでに(米)

仕事を失い3人の子供を抱えてホームレス生活になってしまったシングルマザーが、8歳の息子に冗談で「なにか商売を始めてみたら?」と伝えたところ、息子はやる気を出してビジネスをスタートし大成功した。一家は稼いだお金で家を借り、ついにホームレス生活から脱することができたという。この商才のある男の子は「将来は裁判官になりたい」と明かしていることを『TODAY』などが伝えた。

米カリフォルニア州イースト・ロサンゼルス在住のベレニス・パシェコさん(Berenice Pacheco、30)は今年3月、新型コロナウイルスの影響で仕事を失ってしまった。家賃を払えなくなったシングルマザーのベレニスさんは、3人の幼い子供と共に納屋に住まわざるを得なくなった。

一家は外でシャワーを浴び、近くのレストランでトイレを借りて生活した。納屋にはネット環境も無かったので、子供たちは学校の宿題も満足にできなかったという。ベレニスさんは「母親として、子供たちを失望させてしまい本当に辛かったです。公園が唯一の楽しめる場所でしたがコロナ禍で閉鎖されてしまい、それからずっと納屋の中で過ごしていました」と当時を振り返る。

午後になると毎日、息子のアーロン・モレーノ君(Aaron Moreno、8)が大好きなお菓子を積んだトラックが納屋の近くを通ったそうで、ベレニスさんは「携帯料金やコインランドリー代を払うのに精一杯でお菓子を買ってあげることができず、トラックが通るたびに心苦しかったです」と明かしている。

そんな苦しい状況で生活していたある日、ベレニスさんはアーロン君に「お菓子を買うために、なにか商売を始めてみたら?」と冗談で伝えた。するとアーロン君は考え込み、植物を販売することを思い付いたという。ベレニスさんは持っていたなけなしの12ドル(約1200円)を「アーロンのビジネスに投資するわ」と言って渡した。

このお金で小さな多肉植物を8つ買ったアーロン君は、納屋の近くに「Aaron’s Garden」というお店を始めた。すると合わせて16ドルで売れて、4ドルの利益を生み出した。このお金で再び植物を買い販売を続けると、定期的に買ってくれる顧客も現れ、チップも得られるようになった。



12ドルからビジネスを始めたアーロン君の預金残高は、現在数百ドル(数万円)になったという。アーロン君のビジネスはネット上でも評判を呼び、2万人以上のフォロワーを抱えるインスタグラマーとなった。さらにクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付を募ると、3万7千ドル(約380万円)近い支援が集まったそうだ。

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