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【海外発!Breaking News】「病気の女児の最期の願いを叶えたい」隣人の協力で地域一帯に早めのクリスマスの光が灯る(米)

TechinsightJapan / 2020年11月24日 21時15分

【海外発!Breaking News】「病気の女児の最期の願いを叶えたい」隣人の協力で地域一帯に早めのクリスマスの光が灯る(米)

「娘は病気でクリスマスまでもたないかもしれない。だから我が家はクリスマスイルミネーションを1か月ほど早くスタートしようと思うの。ちょっと早いけど、あまり気にしないでね」―11月初旬に隣人とそんな話をしたという米アラバマ州の女性はそれから数日後、地域一帯にクリスマスライトが灯るのを見て胸を熱くした。優しさ溢れるニュースを『7NEWS.com.au』『KSLTV.com』などが伝えている。

米アラバマ州ベスタビア・ヒルズに住むモーガン・チークさん(Morgan Cheek)は今から7年半前、双子の女の子アリーちゃん(Ally)とベイリー・グレイスちゃん(Bailey Grace)を授かった。「誕生した時には2人に異常があるなど思いもしなかった」というチークさん夫妻は、生後数か月経って初めて子供たちの発達遅滞に気付いた。

検査の結果、子供たちは世界で診断された患者が50名しかいない「HECW2」という遺伝子の突然変異で、脳に障がいを持っていることが判明した。この疾患により2人は話すことや歩くことができず、 経鼻栄養補給を余儀なくされ、突然の痙攣発作にも悩まされた。



モーガンさんは「ここ1年は私たち家族にとって試練の年でした。昨年7月、ベイリー・グレイスが息を引き取り、私は我が子を埋葬しなければならなかったのです。そしてそれから間もなくアリーの容態が悪化し、ホスピスケアが始まったのです。そんな時でした。隣人と何気なく交わした会話をきっかけに、近所にクリスマスライトが灯り始めたのです」と語り、善意の輪の広がりについてこう明かした。

「11月初めのことでした。アリーが『もう一度クリスマスのイルミネーションを見たい』というのを聞いて、少しだけ早く自宅周辺をデコレーションしようと思い立ちました。そのことを隣人に話した1時間後です。隣人が戻ってきて『近所の数家族がクリスマスのイルミネーションを早めに始める』と言うのです。そしてすぐに、クリスマスの光は近所全体に広がりました。」

「それだけではありません。SNSなどでアリーのことを知った人たちが、全米の他の地域で同様にライトを灯し始めました。我が家にはイタリア、スペイン、ペルー、スイスからクリスマスリースも届いています。」

モーガンさんによると、隣人らはモーガンさんの自宅窓から見える広場にクリスマスツリーを飾り、暗くなるとツリーにライトを点灯。アリーちゃんが聴こえるように、集まった人々で音楽を奏でるという。

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