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【海外発!Breaking News】祖父母に会えない子ども達が集結 思いを綴った歌で「バーチャル・ハグ」を届ける(英)<動画あり>

TechinsightJapan / 2020年12月10日 12時9分

【海外発!Breaking News】祖父母に会えない子ども達が集結 思いを綴った歌で「バーチャル・ハグ」を届ける(英)<動画あり>

コロナ禍で遠くに住む祖父母に会えない寂しさを抱く子ども達が、その思いを歌に込めることにした。オリジナルの歌詞を考えてアレンジした40年前のヒット曲を、子ども達だけで演奏、収録、配信までやり遂げたという。原曲タイトルに「バーチャル・ハグ」の文字を付け加え、遠くに住む祖父母にハグを届けたと『Mirror』などが伝えている。

イギリスでは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、遠くに暮らす家族や親戚に会うことができず、クリスマスシーズンを迎えたものの寂しい思いをしている人が多くいる。ウェスト・ヨークシャー州リーズにある音楽スクール「LS18 rocks」に通うアビー・ワーナーちゃん(Abby Warner、14)も、祖母に長いこと会えず寂しさを抱いていた。

「今年の2月から、約160キロ(100マイル)離れた場所に住むおじいちゃんとおばあちゃんに会うことができていないの。もう片方のおじいちゃんとおばあちゃんは近くに住んでいるけれど、それでも8月から会えていないわ」とアビーちゃんは会えない現状に不満を漏らしている。

多くの生徒から同じような声を耳にしたLS18 rocksの音楽ディレクター、ジョニー・ハンさん(Jonnie Khan)は「若い子達は1980年のヒットソング『There’s No One Quite Like Grandma』を聴いたことがないけれど、何かアッと驚くものができるのではないかという提案があったんです。そこで私達は、上手く歌詞を書けるか生徒達に課題を出してみました。するとアビーが皆の気持ちをうまく表現した歌詞を思いつき、ジミー・ノース君(Jimmy North、14)が手を加えて完成させたのです」と企画の経緯を明かした。

原曲は英北西部グレーター・マンチェスターのストックポートで活動していた聖ウィニフレッドの小学校の合唱団(St Winifred's School Choir)が歌ったもので、当時の英ヒットチャートではジョン・レノンの『Happy Xmas(War Is Over)』を抑えてナンバーワンに躍り出た。アビーちゃんはアレンジされたこの曲に「おばあちゃん達のハグが恋しいよ。クリスマスには会えたらいいな」などの歌詞をつけ、寂しさを綴った。

アビーちゃんはLS18 rocksに通い、同じ境遇に置かれている6~14歳の生徒達と力を合わせて曲の演奏、収録、リリースまで大人の力は借りずに作り上げた。アビーちゃんは「『物理的に寄り添うことはできないけれど、心は寄り添っている』という考えで曲を作りました。おばあちゃん達はこの歌を聴いて目に涙を浮かべていました。私達はどれだけおばあちゃん達が大好きなのかをただ伝えたかったの」と企画への思いを明かした。

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