【海外発！Breaking News】庭から突然いなくなった飼い犬 3週間後、飼い主の職場に現れ涙の再会（米）

家族同然の愛犬が突然行方不明になってしまい、飼い主は近所を尋ねて探し回ったが見つからなかった。しかし3週間後、失意のまま仕事をしていた飼い主のもとに愛犬がこっそり現れた。驚きのあまり言葉を失った飼い主だったが、涙して再会を喜んだという。『Toronto Sun』などが伝えている。

米アラバマ州ドーサン在住のジューン・ラウントリーさん（June Rountree、60）は、ラブラドールとピットブルのミックス犬“アビー（Abby、4）”を飼っていた。しかし先月8日、裏庭にいたはずのアビーが首輪とリードを残していなくなってしまった。

ジューンさんは夫と共に近隣宅を1軒ずつ訪れ、アビーを見かけていないか何日も尋ねて回った。またアビーが近くの動物保護シェルター「Dothan Animal Shelter」に保護されているかもしれないと一縷の望みをかけて確認するも、そこにアビーの姿はなかった。

アビーが見つからず悲しみに暮れながらも、ジューンさんは10年間勤めているスーパーマーケット「Walmart」へ仕事に向かった。アビーがいなくなってから約3週間が過ぎた先月28日、いつも通りレジで仕事をしていたジューンさんの後ろに突然、アビーが現れたのだ。

ジューンさんは当時のことについて「目の前の事実が信じられず、頭が真っ白になって言葉が出なかったわ。夢でも見ているのかとも思いました。アビーの名前を呼ぶとやって来たので、かがんで抱きしめました」と、アビーとの奇跡の再会に思わず涙したと明かしている。

同店でカスタマーサービスを担当するダニエル・ロビネットさん（Danielle Robinette）は「いつも通り店内を歩いていると、首輪やリード、介助犬用のベストも付けていない犬を偶然見つけたんです。警備員が後を追っていたのでその後ろについていくと、レジで立ち止まり誰かを見上げていました」とその様子を振り返った。

アビーに気付いた他のスタッフが店の外へ誘導しようとしていたため、アビーはすかさずレジの方に向かったという。そして6番レジにいたジューンさんの匂いを嗅ぎつけたアビーは、まっすぐジューンさんのもとに駆け寄った。

ジューンさんの勤めるWalmartは、自宅から約2.4キロ離れた場所にあるという。さらに自宅から店までは環状道路「Ross Clark Circle」と「U.S. Highway 231」を通過しなければならず、どちらも交通量の多い道路だ。