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【海外発!Breaking News】毎年届くサンタへの手紙に10年間返事を続けるカップル「なぜこのアパートに届くのか」今も分からず(米)

TechinsightJapan / 2020年12月13日 15時3分

【海外発!Breaking News】毎年届くサンタへの手紙に10年間返事を続けるカップル「なぜこのアパートに届くのか」今も分からず(米)

間もなくやってくるクリスマスを前に、子供たちはサンタクロースに願いを込めてペンをとる。10年前、米ニューヨーク州のアパートに引っ越したカップルのところに、なぜか子供たちから大量のサンタクロース宛ての手紙が届くようになった。その手紙の内容に心を打たれたカップルはボランティアなどの力も借りながら返信を続け、その数は10年間で2000通を超えるという。『Metro』『Internewscast』などが伝えている。

男性カップルのジム・グラウブさん(Jim Glaub、40)とディラン・パーカーさん(Dylan Parker、39)は10年間、子供たちがサンタクロースに宛てた手紙に返事を書き続けている。

遡ること2010年、米ニューヨーク州マンハッタンの22番街のアパートに引っ越したばかりの2人のもとに、なぜかサンタクロース宛ての手紙が届くようになった。最初は数通だった手紙はクリスマスに近づくにつれてどんどん増え、ポストに収まりきらずに届けにきた郵便配達員と喧嘩するほどの量だったという。

当時のことをジムさんは、このように振り返っている。

「前に住んでいた男性が退去する時、私たちにこう言ったんです。『この家には子供たちからサンタクロース宛ての手紙が届くんだ。何通かだけどね、一応伝えておくよ』とね。」

「男性の言う通り、数通の手紙が届き始めました。それが11月には100通を超え、12月になると400通を超える数になったんです! 本当にびっくりしましたよ。」

2人はこれらの手紙がどこから届いているものなのか調べるために開封したところ、手紙の内容に心が張り裂けそうになったという。そこには寝床のない子供や、洋服や学用品などが必要な子供たちからのメッセージが多数綴られていたのである。

また手紙には自分のことよりも他のきょうだいの幸せやプレゼントを願うものも多く、子供たちの純粋さに胸を打たれたジムさんとディランさんは、届いた手紙にサンタクロースとして返事を書き始めた。しかしたった2人ではその数にも限界がある。



そこでジムさんはマーケティング、ソーシャルメディア、ウェブデザインなどの仕事で関わっていたブロードウェイでの人脈を生かし、人々に支援を呼びかけた。すると家族や友人をはじめとした多くの有志が集まり、プレゼントの寄贈や手紙の返信への協力を申し出てくれるようになった。

2010年には450通の手紙のうち150通のリクエストに応えることができた2人は、より多くの子供たちに応えるべく「22番街の奇跡(Miracle on 22nd Street)」という非営利団体を立ち上げ、今年で10周年を迎える。同団体のウェブページでは、サンタの存在が必要な子供たちとその使い魔である“エルフ(ボランティアの人)”とのマッチングができるようになっている。

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