【海外発!Breaking News】拒食症と12年闘った24歳女性 「自分らしく生きて!」と訴え亡くなる(独)
TechinsightJapan / 2020年12月20日 6時45分
12年以上も拒食症に苦しみ、自身の闘いをInstagramに綴ってきた24歳のインフルエンサーの女性が亡くなった。女性の母親が今月中旬に明らかにした。『Pressfrom』『DE24 News English』などが伝えている。
ドイツに住むジョジ・マリアさん(Josi Maria)が自分の外見を気にするようになったのは11歳の頃だった。「決して太ってはいなかった」というジョジさんだが、頬がふっくらしていることをからかわれ、学校でいじめられた。それがきっかけで「ダイエットをして見返してやろう」と決意し、食事の量を半分に減らすようになった。
そしてしばらくすると、周りから「痩せたね」と言われるようになり、さらに食べる量を減らした。次第に歯止めがきかなくなったジョジさんは、家族から「痩せすぎじゃないの? 具合が悪いのでは?」と心配する声があがり、病院で拒食症と診断されて入院した。
それ以来ジョジさんは12年以上も拒食症に苦しみ、ここ数年は自身の闘いをInstagramに投稿し様々な思いを綴っていた。また亡くなるちょうど1か月前には、YouTuberのリロイ・マタタさん(Leeroy Matata)からインタビューを受け、胸のうちをこのように吐露していた。
「拒食症と診断されてからは何度か入院を繰り返したわ。病院では体重が増えれば退院できるから、とりあえず食べるの。でも私は『食事なしで耐えられる自分は強い』と思っていた。だからまたぶり返すのよ。そうして14歳になると今度は、『ジョシは痩せすぎて胸がない』といじめを受けるようになったの。」
「生理は17歳くらいまで来なかったし、胸が大きくなることはなかったわ。だから18歳の時に豊胸手術をした。この決断は今でも良かったと思っているわ。だって私の身体は骸骨のようだし、ずっと拒食症から逃れることはできなかった。一時は筋トレをしてずいぶん回復したけど、この2年間は特に拒食症が酷くなったの。」
「拒食症で一番嫌なことは、身体が変わってしまうことよ。ガリガリの身体を隠すためにダブダブの服を着るの。でも力が出ないから、軽いものを持つことさえできなくなるのよ。自分を好きになれないから、ボーイフレンドだってできないの。それに両親にも迷惑をかけてきたわ。もしできることなら、もう一度人生をやり直したい。この病気を克服したい。だって私の身体は決して誇れるものではないから。」
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