【海外発!Breaking News】生後10か月で四肢切断した7歳女児「夢はパラリンピック選手」(英)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年1月6日 5時45分
生後10か月で髄膜炎にかかり四肢を失った7歳女児とその母親が『Good Morning America』などのインタビューに応じた。母親が「普通の子と何ら変わらない」という女児の将来の夢はパラリンピックの選手で、女児は「私にできないことはない」と力強く語った。
英西部バース在住のハーモニー・ローズちゃん(Harmonie-Rose、7) は2014年9月、生後10か月の時に髄膜炎菌に感染した。咳や発熱の症状が出た1日目、ハーモニーちゃんは近くの病院で診察を受け、一時は回復したように見えたが、翌朝に唇が紫色に変わって痙攣を起こし緊急外来を訪れた。この時身体には小さな発疹があったが、すぐに消えてしまったため「ウイルス性疾患」と診断されて帰宅した。
しかしその日の午後、ハーモニーちゃんは鼻の一部が紫に変色し、紫斑が腕や胸に広がった。母フレイヤ・ホールさん(Freya Hall)は「紫斑を見て、娘が髄膜炎にかかっていることを確信しました。再び病院に戻ると医師らはパニック状態で、ハーモニーは2時間後には薬による昏睡状態に置かれました」と当時を振り返る。
ハーモニーちゃんはその後、バースから車で30分の距離にあるブリストルの小児病院に搬送された。髄膜炎菌が血液や髄液に侵入する髄膜炎で、一刻を争う状態だった。
さらに小児病院に到着するまでの間に、ハーモニーちゃんの手足は真っ黒に変わった。皮膚や組織が壊死して敗血症を起こしていた。
フレイヤさんは「ハーモニーの紫斑は身体中に広がり、身体全体がむくんでまるで2歳児くらいの大きさになっていました。医師には『ここまで酷いケースはこれまでに見たことがない。生存できる確率は10%しかない。また生き抜いたとしても、手足を切断することになる』と告げられたのです。ショックを受けましたが、私たちは『とにかく生きて欲しい』とそれだけを願っていました」と語り、ハーモニーちゃんがかなり深刻な状態であったことを明かした。
こうして1歳の誕生日を迎える前に、ハーモニーちゃんは10回以上の手術を受け、鼻の一部が切除され、四肢が切断された。またハーモニーちゃんの右腕はシュードモナスという別の細菌による感染症にかかり、左腕よりもさらに短くなった。
それでもハーモニーちゃんはその後、奇跡的な回復を遂げて医師らを驚かせた。フレイヤさんは、四肢を切断した後のハーモニーちゃんについて次のように述べている。
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