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【海外発!Breaking News】体長4メートルのワニが若いオスのワニを襲う瞬間をカメラが捉える(南ア)

TechinsightJapan / 2020年12月23日 19時47分

写真

南アフリカ北東部に位置するクルーガー国立公園で、巨大ワニが自分より若いワニを襲う姿が捉えられ注目されている。同地域に生息するのはクロコダイル属のナイルワニで、成体になると体長は5メートルを超え、主に魚や鳥などを食べるという。『The Sun』などが伝えている。

野生動物の宝庫と言われるクルーガー国立公園内で、体長4メートル、体重500キロほどの巨大なワニが若いオスのワニを襲い水中に引きずり込む瞬間を、オランダのアムステルダム在住の野生動物写真家ジャン・バターさん(Jan Butter、69)が捉えた。

ジャンさんはツアーで同地を訪れており「あんな光景は今までに見たことがなかった」と明かすと、当時の状況を次のように語った。

「その日はツアー10日目でした。私たちは水辺から約30メートル離れた場所で、ナイルワニが現れるのを約30分じっと待っていました。すると突然、巨大なワニが現れて若いワニにガブリと噛みついたのです。」

「その後1分ほどだったでしょうか。大きなワニは顎を上げ、10センチはあるかという歯を若いワニに深く食い込ませじっとしていました。身体を噛みつかれたワニは必死に鳴いているのがわかりましたが、大きなワニは容赦せず、身体をひねらせて水の中に消えていきました。」



なおナイルワニは米フロリダ州などでよく見られるアリゲーターよりも獰猛と言われ、河川や湖、入江、マングローブ林などに生息する。肉食で主に魚や鳥などを食べるが、大型個体はシマウマやヌーなどの大型哺乳類も捕食する。



『The Sun』によると、ナイルワニが同種を捕食することは稀で、勝つ見込みがある場合にだけ攻撃をしかけるという。また大型個体が襲うのは若いオスで、子供を産むメスを襲うことはほとんどないそうだ。ジャンさんがクルーガー国立公園を訪れた時期は明記されていないが、「ワニがワニを襲うなんて、エサにありつけていなかったのかな」「こんなシーンはなかなか見られない。ましてはカメラで捉えられるのは相当珍しいこと」「若いワニといっても、そんなに小さくはないよね」「これはすごい」といったコメントがあがっている。

ちなみに11月には米フロリダ州で、体長4メートルのアリゲーターがカモを丸飲みする様子が捉えられた。ワニはカモ狩りを楽しんでいた男性らが仕留めたカモを“横取り”していた。

画像は『The Sun 2020年12月21日付「CROC EAT CROC WORLD Incredible moment 13ft half-ton CANNIBAL crocodile EATS a youngster in South Africa」(Credit: Mediadrumimages / Jan Butter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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