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【海外発!Breaking News】末期がんと偽った女、集まった寄付金で結婚式にヨーロッパ旅行 夫も嘘を見抜けず(英)

TechinsightJapan / 2020年12月27日 16時14分

【海外発!Breaking News】末期がんと偽った女、集まった寄付金で結婚式にヨーロッパ旅行 夫も嘘を見抜けず(英)

「末期がんのため余命わずかと診断された」と嘘をついた女に、このほど有罪判決が下された。がん患者としてメディアのインタビューに応じたこともある女はわざと髪を剃り落とした写真をSNSに投稿すると、人々の同情を誘い100万円以上の寄付が集まった。その騙し取った寄付金で結婚式を挙げた女は、夫にまで病気のふりをしていたという。人の親切心を踏みにじる信じ難い行為に、非難の声が殺到している。『Manchester Evening News』などが伝えた。

英チェシャー州ウィッドネス在住の女に今月22日、詐欺の容疑で懲役5か月の判決が下された。この女、トニー・スタンデン(Toni Standen、29)は健康そのものだったが「私はがん患者なの」と周囲に嘘をついていた。

事の発端は2015年6月、トニーは友人アシュリー・ローソンさん(Ashlea Rowson)とジェニファー・ダグラスさん(Jennifer Douglas)に「末期の卵巣がんと診断された」と嘘をついたことが始まりだった。

すっかり騙されてしまった心優しい友人らは、トニーにパートナーのジムさん(Jim)との結婚式をプレゼントするためクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で寄付を募った。

トニーは友人2人に治療の経過について随時偽りの報告をしており、「余命2か月と診断された」とも伝えていた。友人たちも違和感なくトニーの話を信じ切っていたそうだ。

その後、トニーは抗がん剤の影響で髪が抜け落ちたかのように頭を丸めた写真をSNSに投稿した。またトニーは、父親のデレクさん(Derek)もがんにより死期が近いことを明かし「結婚式で父と並んで歩きたい」と訴えていた。

トニーは余命わずかのがん患者としてインタビューを受け、英メディア『Mirror』や『Liverpool Echo』などで報じられると注目を集め、8,344ポンド(約117万円)もの寄付金が集まった。さらには結婚式用の花や車なども届いたという。

そして大勢の人を騙したまま昨年夏、トニーの結婚式が行われた。驚くべきことに新郎のジムさんですらトニーの嘘を信じており、騙されたままだった。トニーの父親デレクさんは娘の花嫁姿を見ることなく亡くなってしまったそうだが、トニーに向けたビデオメッセージで登場した。メッセージの後にトニーは立ち上がり、ジョークを交えながらも完璧なスピーチを行った。

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