【海外発!Breaking News】顔を腫瘍で覆われた男性、結婚して2児の父となり希望を見出す(印)<動画あり>
TechinsightJapan / 2020年12月28日 5時45分
顔を腫瘍で覆われたインドの40歳になる男性が『Born Different』のインタビューに応じ、これまでの人生について語った。男性は「神経線維腫症」という難病によりいじめや差別を受けてきたが、結婚がきっかけで人生に希望を見出したという。
印ジャンムー・カシミール州に住むラティーフ・カータナさん(Latif Khatana、40)は、全身の皮膚にたくさんの小さな腫瘍(神経線維腫)ができる遺伝性疾患「神経線維腫症」を患っている。ラティーフさんの場合、加齢とともに腫瘍の数が増して顔全体が大きな腫瘍で覆われ、片方の目は失明してしまった。
もう片方の視力も低下しているというラティーフさんは「生まれた時からこの病気とつきあっているから、ずっと偏見と闘ってきたよ。外出すると冷たい視線を感じるんだ。だから病気を知らない人には『私のことを恐れないで! 私だって人間なんだ』と伝えたいね」とつらい胸のうちを明かし、過去に起きた恐ろしい経験についてこう語った。
「あれは外出して帰宅する途中のことだった。橋に兵士が何人か立っていたんだ。彼らは私を見て野獣か何かと思ったんだろうね。銃を構えて私を撃とうとしたから、私は『人間だから撃たないで!』と大声で叫んだんだ。」
そんなラティーフさんが自分の人生に希望を見出すきっかけとなったのは、サリマさん(Salima)との結婚だったという。ラティーフさんは2008年に結婚し、2012年に長女ウルファトちゃん(Ulfat)が誕生し、今年は次女リファトちゃん(Riffat)に恵まれた。
実はサリマさんは右足の先がない状態で生まれ、2人の結婚は「障がい者同士なら上手くいくだろう」と親同士が決めたという。
結婚12年になるサリマさんは「『なぜラティーフと結婚したの?』とよく聞かれるんだけど、そんな時は『親に勧められたの』って答えるの。それ以上のことはあまり話さないわ。結婚して子供もできたし、いい人生よ」と笑顔で語っている。
一方のラティーフさんは「結婚したことは心から良かったと思っている。お互いに支え合うことができるし、一人で生きていくのは寂しすぎるからね」と明かすと、娘についてこう述べた。
「長女が誕生した時はみんなで大喜びしたんだ。健康な子だったからね。今では障がいのない娘が2人もいて、私は本当に幸運だよ。娘は私の希望であり、私に勇気を与え、幸せにしてくれる存在なんだ。」
「だから娘たちにはしっかりとした教育を受けさせて、いい仕事に就いてもらいたい。そして幸せになって欲しいんだ。」
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