【海外発!Breaking News】飼い主の女性を守るため果敢に立ち向かった犬、DV男を病院送りに(スコットランド)
TechinsightJapan / 2021年1月22日 4時0分
世界中で無くなることのない交際相手や配偶者からの暴力行為は、友人や家族の助けを借りてようやく救出されるケースも少なくない。スコットランドのある女性は恋人から暴力を受けたが、飼っていた犬に救われたようだ。『Daily Record』『Metro』などが伝えている。
このほどスコットランドのアバディーン保安官裁判所で行われた裁判に、多くのメディアが注目した。裁判では交際中の女性に暴力を振るったリアム・ゴーヴ(Liam Gove、24)に有罪判決が下されたのだが、女性をリアムの暴力から救ったのが飼い犬だったことが明らかになった。
2020年3月28日の夜のこと、リアムと女性は自宅で一緒に酒を飲み、翌29日午前2時20分頃に2人は就寝することにした。
しばらくすると女性はリアムが洗面所でタクシーの配車依頼をしている声が聞こえたため、リアムにどこへ行くのか訊ねたようだ。しかしリアムが答えを渋ったことから2人は口論になってしまった。
リアムの怒りが激しくなったことから女性は洗面所を出ようとしたが、リアムは逃さないようにとドアを閉めたことから挟まれた女性は身動きが取れなくなってしまった。
すると女性が飼っているスタッフォードシャー・ブル・テリアが、洗面所の前にやって来た。リアムは追い払おうとして犬を何度も殴り始め、その間に女性はドアから抜け出して寝室に逃げたという。
リアムは女性を追いかけて寝室に向かうと、彼女の顔を2回殴った。女性は前歯が2本折れて鼻から出血したが、その直後に再び犬がやって来てリアムに飛び掛かり噛みついた。犬は結果的に女性をリアムの暴力から救ったのだ。
その後リアムは、アバディーン・ロイヤル病院で犬に噛まれた傷の治療のため、2日間入院したとのことだ。このたびの裁判で、リアムの弁護士であるゲイル・グッドフェロー氏(Gail Goodfellow)は次のように語っている。
「彼の暴力にもかかわらず、カップルは今も一緒に暮らしています。すでに5年も同居しており、今年3月には2人の間に最初の子供も生まれる予定です。」
「彼は何年も前から鬱病を患っており、薬を服用していました。飲酒によって精神状態がさらに不安定となり、あのような行動を起こさせてしまった可能性が高いと思われます。」
リアムは女性への暴行、そして犬を繰り返し殴り苦痛を与えたことの罪を認め、有罪判決が下された。しかし女性がリアムとの関係を継続したいと望んでいることに加え、生活全般をリアムに頼っていることもあり、彼は刑務所で過ごすのではなく300時間の無償奉仕活動と家庭内暴力に対処するためのプログラムを受け、2年間の保護観察処分となった。
またリアムは犬を飼うことや所有することも5年間禁じられたが、カップルはリアムに噛みついた犬を保護施設から引き取りたいと訴えているとのことだ。
画像は『Daily Record 2021年1月18日付「Scots dog mauls domestic abuser thug and saves woman from vile ‘vicious and unprovoked’ attack」(Image: DCT Media)(Image: PA Archive/PA Images)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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