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【海外発!Breaking News】人間が出したゴミの犠牲に ロープに絡まって溺れたシャチが打ち上がる(南ア)

TechinsightJapan / 2021年1月28日 4時0分

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南アフリカの東ケープ州ポート・エリザベスのビーチで、巨大な海洋生物が打ち上げられているのが見つかった。体長6.6メートルの死んだシャチ(オルカ)だったが、ヒレにはロープが絡まっており、海洋生物学者は人間の出したゴミによる被害が増加していると指摘した。『TimesLIVE』などが伝えている。

打ち上げられた巨大なシャチ(オルカ)は「キラーホエール」とも呼ばれる哺乳類だが、死体が打ち上がることは非常に珍しい。それは体長6.6メートルの雄だったという。

ポート・エリザベスにあるアルゴア湾の海洋生物や文化遺産なども見ることができるマリンパーク「ベイワールド」の海洋生物学者グレッグ・ホフメイヤーさんによると、海の哺乳類は呼吸をするため海面に上がってくるが、おそらくロープがヒレに絡まって溺れ死んだと考えられるそうだ。このシャチは腐敗が進んでおり、絶命してからしばらく海に浮かんでいたと思われている。この種のシャチは2018年7月にアルゴア湾に現れたことがあり、ホホジロザメを背びれで襲うので、シャークケージダイビングをする人から恐れられていた。

昨年9月にも、長い紐が絡まったザトウクジラが同じくポート・エリザベスにあるサルデーニャ湾に打ち上げられていたことから、「以前よりも漁師など人の廃棄物による海洋生物の事故が起こっている。クジラの頭数の減少は確実に廃棄物の影響が大きい」とグレッグさんは懸念する。

1月19日に発見されてから、グレッグさんとそのチームはシャチの死体からサンプルを取り出しており、生検を行った後にシャチの種類など詳細を発表するとのことだ。グレッグさんは「ゴミは放置せずきちんと捨ててほしい。そうでないとゴミは海に流れ、今回のシャチのように海洋生物が被害を被ることになる」と警鐘を鳴らしている。

画像は『TimesLIVE 2021年1月26日付「Entangled ocean giant washes up on PE coast」(Image: MIGNON VOGES)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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