【海外発!Breaking News】両手と顔面の同時移植手術に成功した22歳男性「第二の人生、家族を持ち仕事もしたい」(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2021年2月5日 4時0分
交通事故により身体の80%に重度の火傷を負った男性が昨年8月、米ニューヨーク大学ランゴーン医療センターで両手と顔面の同時移植を受けた。同時移植が成功したのは世界初で、男性や医師がこれまでの経過や喜び、今後の抱負などについて語った。『Good Morning America』などが伝えた。
米ニュージャージー州ユニオン郡クラーク在住のジョー・ディメオさん(Joe DiMeo、22)は2018年7月、夜勤を終えて帰宅途中に居眠りをし、車が横転、炎上する事故を起こした。
この事故でジョーさんは身体の80%にIII度の火傷を負い、ニュージャージー州の病院で約2か月以上、薬による昏睡状態に置かれた。ジョーさんは4か月の入院を強いられ、両手の指先を切断。両耳、唇、瞼を失い、視力にも影響が及んだ。形成手術は20回にも及んだが、両手の機能は戻らず、退院後ジョーさんは両親の家に移り住んだ。
ジョーさんは「医師には『もうこれ以上の手術は難しい』と告げられてね。米ニューヨーク大学ランゴーン医療センターの形成外科トップ、エドゥアルド・D.ロドリゲス医師(Dr. Eduardo D. Rodriguez)に両手と顔面の同時移植を勧められたんだ。そんな手術は聞いたことがなかったから、恐れというよりもワクワクした。『これに懸けてみよう』と手術を決意したんだ」と当時を振り返る。
そしてまだ世界で成功例がなかった同時移植にゴーサインを出したロドリゲス医師は、ジョーさんについて次のように語った。
「ジョーにぴったりのドナーが見つかる確率はたった6%だった。それは干し草の山の中にある一本の針を探すように難しいもので、ニューヨーク州だけでなく全米にドナーの対象を広げた。そして移植希望登録直後、我々はパンデミックに襲われたんだ。ただ移植チームがバラバラになる中で、私はいつも彼のことを念頭に置いていた。若くて、健康で、高い意欲を持つ彼にどうしてもチャンスを与えたかった。だから合間を見ては手術のリハーサルを重ね、いつでも移植ができるように準備をしたんだ。」
一方のジョーさんだが、ドナーを待つ間に貴重な出会いがあったという。それは2016年6月、24歳の時に自殺を図って顔面が崩壊した米カリフォルニア州出身のキャメロン・アンダーウッドさん(Cameron Underwood)で、ロドリゲス医師のもとで2018年に顔面移植手術を受けていた。
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