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【海外発!Breaking News】記憶が無くても「楽しい時間は心に刻まれる」 毎日子ども達を出迎える91歳の認知症男性(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年2月4日 22時50分

【海外発!Breaking News】記憶が無くても「楽しい時間は心に刻まれる」 毎日子ども達を出迎える91歳の認知症男性(米)<動画あり>

認知症の影響で一日の記憶すら保てなくなった91歳の男性は、毎日午後になると決まって家の前にある庭へ向かう。その理由は毎日、家に訪れる子ども達と楽しい時間を共有するためだ。子ども達の顔を覚えていなくても“楽しい”という感情は心に留まっており、1人暮らしをする男性の生活に彩りをもたらしている。『CBS News』などが伝えた。

米ルイジアナ州ヴィデーリア在住のジーン・マギーさん(Gene McGehee、91)のところには、午後になると道路の反対側にある託児所から子ども達が遊びにくる。毎日子ども達を引率する先生のメーガン・ヌニェスさん(Megan Nunez)は「ジーンさんはいつも私に名前を尋ねるのです」と話す。

ジーンさんは認知症を患っており、昔の写真を見ても自分だと認識できないほど症状は進行してしまっている。さらに夜眠りにつき一晩を明かすと、昨日の記憶は跡形も無く消え去ってしまう。

毎日遊びに来てくれる子ども達の顔や名前、もちろんメーガンさんのことも覚えられず、いつも初対面の挨拶を交わすという。しかしそこには笑い声が響き渡り、毎日1時間ほど共に過ごすジーンさんと子ども達の顔には笑顔が溢れている。

この心温まる交流は3年も続いており、メーガンさんは「ジーンさんが脳の病気を持っているために昨日のことを覚えていられないけど、心で記憶しているの」と子ども達に説明しているという。

ジーンさんの娘であるキャシーさん(Cathy)は「父は子ども達の声が聞こえると、自然と家の外へ向かっていくのです」とジーンさんの様子を明かす。ジーンさんには昨日の記憶が無く、目的があって外へ出る訳ではないだろう。しかし楽しい時間を過ごした記憶が心に残り、その気持ちがジーンさんを外へと導くのだ。



キャシーさんは「父は認知症だけではなく、1人暮らしのため孤独であることにも苦しんでいました。でも子ども達のおかげで父は生き生きとしていて、本当に幸せだと思います。父と子ども達の間にはお互いを思い合う心があり、その心に反応しているのだと思います」と喜んでいる。

ジーンさんと子ども達の交流が『CBS Sunday Morning』によりFacebookへ投稿されると、次のようなコメントが届いた。

「どこの地域でもこういった交流があるといいね」
「ジーンさんにとって良いだけでなく、子ども達も思いやりの気持ちを学ぶ良い機会だ」
「子ども達へ認知症の説明が素晴らしい」
「素敵な子ども達に囲まれてジーンさんは幸せね」
「認知症は記憶を奪っていくけれど、人を思いやる心までは奪えないようだ」



画像は『CBS Sunday Morning 2021年1月18日付Facebook「Every day that 91-yo Gene McGehee steps outside his house he discovers a bunch of kids from the daycare across the street.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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