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【海外発!Breaking News】80万頭以上の野良犬に「第二の人生を!」地域に根差し600頭を保護するタイの施設<動画あり>

TechinsightJapan / 2021年2月13日 22時50分

【海外発!Breaking News】80万頭以上の野良犬に「第二の人生を!」地域に根差し600頭を保護するタイの施設<動画あり>

タイには野良犬が驚くほど多い。2019年6月の『Journeying The Globe』のデータによると、タイ国内には約850万頭の犬が暮らしており、そのうちの約10%の85万頭が野良犬だそうだ。また野良犬のうち73万頭は飼い主に捨てられた可能性が高いという。そんなタイで今から約10年前、捨てられた犬の保護を始めた男性がいる。『Bored Panda』などが伝えた。

スウェーデン出身のマイケル・J.ベインズさん(Michael J. Baines)は、タイの首都バンコクから車で約1時間半に位置するチョンブリ県バンセーンで犬の保護施設を運営している。マイケルさんは2011年、同地でレストランを開業しシェフをしていたが、ある日店の前に1頭の犬がやってきたことで人生が変わったという。

「犬は具合が悪そうで、『助けて』って目で僕を見てね。お腹を空かせていたから餌をあげたんだ。それからだよ、街にいる野良犬に目がいくようになったのは…。怪我をしている犬がいれば家に連れて帰ってケアし、そのうち一日3回、街にいる約80頭の野良犬に餌をあげるようになったんだ。車に自分で作った餌を載せてね。」



そう語るマイケルさんは翌年、犬の保護活動をする非営利団体「The Man That Rescues Dogs(犬をレスキューする男、以下TMTRD」を立ち上げた。当時はまだ犬を保護する施設はなかったものの、2016年になると本格的にスタッフを雇い、空き家を借りてTMTRDの活動に本腰を入れた。



そして2017年になると地方自治体のバックアップを受けて事業を拡大し、3500平米の敷地に引っ越した。敷地内には現在、リハビリ用の3つのスイミングプール、5つのシェルター、怪我や障がいを持つ犬約60頭を世話するケアセンターがあり、30人のスタッフとボランティアが約600頭の犬をケアしている。また2019年には動物クリニックをオープンし、獣医2人とアシスタント1人がフルタイムで働いている。

メインアシスタントとして働くクリス・チディチモさん(Chris Chidichimo)によると、クリニックは基本無料で野良犬の数を減らすため避妊や去勢手術も行っているという。クリスさんは「利益よりも、地域で暮らす動物たちがしっかり去勢され、予防接種をし、健康であることを優先している。だから毎日予約でいっぱいだよ」と明かす。

マイケルさんがこれまでに保護した犬は2000頭以上にのぼるそうで、クリスさんは施設の一日について次のように語っている。

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